カテゴリー「寝具のこと」の記事

寝具調整事例No.82『枕が突然合わなくなる』

2025年1月26日 / えびすやにあるもの, ベッド・マットレス, 寝具のこと, 寝具調整事例

枕が合わなくなってしまいました

 

以前、マットレスとオーダー枕をご購入して頂いたお客様からのご相談です。

 

 

『枕が合わず辛いです…。』  

 

 

  とお電話を頂いたので枕をご持参して頂き、枕の再調整を行うことにそこでご購入あして頂いているマットレスと同じもので普段の使用状況と合わせて寝ていただく事に…。  

 

 

 

 

      多少、調整が有った方が良いかなと思う程度ですがよくよく、話を聞いていくとなんか嚙み合わない部分があり    

 

 

 

     

 

 

 

良い製品でも合う合わないがある

 

 

      腰が痛い…。枕を使わずにタオルを敷く方が良いくらいで高過ぎる感じがする…との事。可能性としてはマットレスがへたっているか柔らかすぎる事が考えられます。話を詳しく聞くと家族全員川の字で寝る為にマットレスの高さを合わせる為に家族全員同じものに買い替えた事が原因でした。似た感じのマットレスではあるのですが身体の沈み込みが違うのです。      

 

 

 

快適な眠りはマットレスだけではない

 

 

 

    このことが原因で枕が合わなくなっていたんです。調子が悪くなったのもちょうどその頃との事なので、間違いないでしょう。お客様の使っておられるマットレスの品質が悪いとかそういう事ではありません。この方に合わないのです。単純に硬い柔らかいだけの問題ではなくその人の体型、どういう環境で使うのか、マットレスの上にどんなものを組み合わせるのか。使う人の体質…。     快適に眠る事を考慮すれば単に腰が痛い、首が痛いといった以外の不眠愁訴も含めての話になってきます。マットレスを自分に合うものに変えれば、腰が痛い、首が痛いといった事が解決するかもしれませんが、快適な眠りへの要素はそれだけではないのです。  

 

 

 

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寝具製作事例No.206『赤ちゃんが寝てくれません』

2024年3月10日 / えびすやにあるもの, 寝具のこと, 寝具制作事例, 敷ふとん, 綿製品

『折角、ベビーふとんを準備したのに…』

 

 

 

赤ちゃんが寝てくれなくて、夜中に何度も目を覚ます…。そんなご相談を受ける事がよくあります。そんな場合、原因として考えられるのは

 

 

『素材がポリエステル100%』

 

 

一般的に販売されてるベビーふとんの中身はほぼポリエステル100%です。『オーガニックコットン』と表記がしてあっても中身はポリエステルというケースはよくあります。中身がポリエステルである事がなぜ問題なのか?
 赤ちゃんって汗っかきですよね?それは赤ちゃんは身体は小さくとも汗腺の数は大人とほとんど変わりません。身体が小さい割に物凄く汗をかくんです。でもポリエステルは汗を吸湿しません。更におねしょうパッドを敷くと通気性さえなくなり赤ちゃんは蒸れ蒸れになります。これが不快な原因です。そしてもう一つ、赤ちゃんの寝具は相応にして硬過ぎます。これらが不快感を生み、何度も目を覚まし夜泣きをする原因になっています。
赤ちゃんの肌着って綿ですよね。ポリエステルの肌着を着せる事はまずないと思います。これはどうなるかが容易に想像が付きます。汗が吸収されてベトベトになるでしょう。それが敷ふとん・掛けふとんにサンドされて同じような状況を生み出します。大人も掛けポリエステル100%の掛ふとん・敷ふとんにくるまれ身体に対してあまりにも硬いマットレスの上に寝る事を想像してみてください。眠れなくて泣きたくなるかもしれません💦

 

 

 以前、この様なご説明をさせて頂だき、お気の毒ではありますが弊店で綿の寝具に買い替えて頂いたお客様が数年後…。お子様が保育園に入園されるとの事でお昼寝ふとんを作らせて頂きました。ポリエステルのふとんから綿ふとんに変わったらすーっと寝てくれるようになったそうです。えびすや謹製赤ちゃんのおふとんは→こちら

 

 

 

 

えびすやの得意な仕事

 

 

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よく風邪を引く人には共通の原因がある

2023年12月19日 / 寝具のこと, 睡眠改善

 えびすやに来られるお客様は今、何らかの形で眠りに困っておられる方が多く来られます。相談内容は色々とあるのですが今日はその中の一つの話を書いてみたいと思います。その一つとは…

 

 

『何故かよく風邪をひくんです…。』

 

 

風邪をひくといっても色々と原因はあるとは思いますが寝具が影響している場合があります。そして、寝ている間の事なのでそれになかなか気づきにくいのです。僕が寝具においてかなり重視しているのが『睡眠時の発汗について』です。よく、睡眠時にはコップ一杯(200㏄)の汗をかくと言われていますが実際はもっと多い様な気もしますが結構な量をかいています。その寝ている間に汗はどこに行くのか?という事を考えたことがありますか?実はこれ、かなり重要な話なのです。

 

 

汗は特に睡眠時の一回目のサイクル(約90分を1サイクルとして、レム睡眠~ノンレム睡眠を4~6回繰り返す)時に一気に発汗をして深部体温を下げ深い眠りへと入っていきます。サイクルの深い眠りに入る時に発汗で体温を下げます。この時に寝具の素材によって寝床内に水分が残ってしまうのです。水分が吸収されるのは綿、ウール、羽毛などの自然素材、水分が吸収されずに残ってしまうのが石油来のポリエステルやアクリルなどです。

 

 

よく、子供や男性がふとんを蹴飛ばしていることがありますが蒸れるとこうなります。冬にやってしまうとそのまま冷たい外気に冷やされて風邪をひきます。蹴飛ばさなくても寝床内に水分が残っていると一日の最も寒い深夜2~4時くらいにふとんが外気によって冷やされ、寝床内が冷えてきます。分かりやすく言うと濡れたタオルを冷蔵庫に入れるとキンキンに冷たくなりますが乾いたタオルを入れててもそんなに冷える事はありません。これが身体を冷やし風邪をひく原因になってしまいます。寒いからといって今度は電気毛布を使っている方もおられます。これはこれで、体温を下げるべき時に下げられず、ずっと加温してしまうと自律神経に影響を及ぼしこれもまた問題です。

 

 

何故かよくわからないけれどよく風邪をひくとお感じになられてる人はどんな素材の寝具を使っているか一度、調べてみましょう。アクリルの毛布や敷パット、自然素材の羽毛ふとんだけど側生地がポリエステル、カバーはどんな素材でしょうか?いくら、自然素材の良い寝具で寝ててもパットやケット、カバーなどが足を引っ張っていることもあります。

 

 

『何故かよく風邪をひくんです…。』

 

 

とおっしゃられる方にモコモコのアクリルパジャマや〇ートテッ〇などの化繊の発熱系インナーを着て寝てる方がいらっしゃいます。これも理屈は同じです。発熱系インナーは確かに暖かいのですが影響も大きく『〇ートテッ〇症候群』という言葉もよく聞きます。有効に活用するにはそういった部分も踏まえて上手に着用しましょう。ただし…。睡眠時にはお勧めしません。そもそもモコモコのパジャマや発熱系インナーを着たくなるのは寝具が脆弱で温かくないからではないでしょうか?ちゃんと寝具を整えれば着たいと思わないと思います。

 

 

 

 

 

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ふとんのえびすや
京都府京丹後市峰山町呉服6
(京都銀行峰山支店前)
定休日:ほぼ無休(不定休)
※御来店前に連絡を頂けると幸いです
営業時間:AM9:00~PM7:00

 

 

Gamada Hidemasa

 

睡眠や寝具の事はプロの目線で、丹後の神社や
歴史の事はよく理解せず書き綴っております。
寝具製作技能士、上級睡眠健康指導士
羽毛診断士(ダウンプロフェッサー)等の
資格を持ってます。お気軽にご相談下さい。
お越しの際には連絡を頂けると幸いです。

 

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