羽毛ふとんの側地の話(ポリエステルはダメ!)
2019年10月21日 / 寝具のこと, 掛ふとん, 睡眠改善
一週間ほど更新があいてしまいました。
店の値札の付け替えはあと3割くらい残ってます!(><)
もう10月下旬なのに…。サイトの変更はもう少し
お時間を頂きますので直接お問い合わせください。
さて
今日のお話は羽毛ふとんの側地についてです。
皆さん、羽毛の中身については品質をお考えに
なられるかと思います。中身によって全然
変わってきますのでそれは当然の事です。
ただ…。側地についてはあまり考慮されて
おられない様なので記事にしてみました。
側地の素材はとても重要です。
安い生地は硬くてゴワゴワします。
また重いのも特徴です。硬いと寝返り時に
カサカサと摩擦音がして気になったりもします。
質の良い生地の羽毛ふとんはとてもソフトで
軽く、フィット感もあり着心地が良いんです。
生地には様々なものがありますが
その中でも羽毛ふとんを購入されるときに
譲らない方が良い部分があります。それは
『綿100%』
えびすやはココは譲れない部分です。
ポリエステル100%、ポリエステル混は
扱いたくないのです。(テンセルやシルク等は
また話が変わってきますのでココでは除きます)
(※貴方がお使いのふとんの品質表示をみれば確認できます)
何故なら、
羽毛は『天然のエアコン』と言われるくらいに
吸湿発散に優れているいます。この調湿性が
寝床内に汗を籠らせず不快にならない様に
働きかけてくれています。
なのに…。
ポリエステルによって吸湿性が悪くなり
また素材の性質上、綿の生地と比べて
通気性が悪いので
『羽毛の良さが活かされない』
羽毛布ふとんの良さがたったそれだけの
事で半減してしまいます。にもかかわらず
何故ポリエステル混の生地を使うのか?
①コストが安い
②生地が軽いので羽毛の量を減らせる
元々の目的が製造コストを抑える事が
目的ですので普通に考えてもそんなに
良い羽毛が使われていない事が想像
出来ると思います。
羽毛ふとんの側地だけでなく
フワフワとしたアクリルボアの敷パット
モコモコアクリルのパジャマ
アクリル・ポリエステルの毛布
こういったものを使うのも同じ事です。
汗の逃げ場がないので蒸れます。
蒸れると汗が籠り寝汗をかきます。
寝汗をかくと水分で身体が冷えます。
身体を冷えると風邪をひきます。
風邪をひかない様にと電気毛布を
使ったりします。すると自身で体温を
調節する働きが弱まり、自分で
身体を温める力が衰えます。また
深い眠りに入りにくく眠りの質も
悪くなります。魔のスパイラルです。
お父さんやお子さん
何度ふとんをかけ直しても
冬なのにふとんを蹴飛ばしてたり
しませんか?寝具の素材を
疑ってみて下さい。
こういう事からえびすやでは
ポリエステル生地の羽毛ふとんは
扱わないのです(他のふとんもですが)
当店に限らず、眠りに対して意識の
ある寝具専門店であれば僕と同じ様な
考えを持っていると思います。
えびすやの得意な仕事
羽毛ふとん・枕・綿ふとん、オリジナル寝具オーダー等の製作事例は⇒こちら
1人1人の身体に合わせ寝易くする寝具調整の事例は⇒こちら
ムートン職人が目利きをした価値あるお値打ちのムートンとメンテナンス⇒こちら
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