カテゴリー「神社・歴史」の記事

神秘的な鳥居『木嶋坐天照御魂神社』

2014年7月28日 / 山城の神社, 神社・歴史

ここはずっと行きたかった神社です。通称は短く木嶋(このしま)
神社と言われ京丹後市峰山町にある金刀比羅神社の狛猫で知られる
木嶋神社はココから分詞されてるかと思います。

京丹後市峰山町にある金刀比羅神社にある木嶋神社は
丹後の産業である織物業の繁栄を願っての分詞されたことが
コレを見ると想像できます。

何故、ここにずっと来たかったっと言いますとどうしても
この鳥居が見たかったのです。日本でも東京の三囲神社など
数カ所しかありません。三柱鳥居が見たかったのです。
また、葛飾北斎が描いている画も残っていて興味深いですね。

3つの鳥居がくっついて正三角形を形どっていますね。
残念ながら宅地開発に寄って池の水は枯れてしまったそうです。

この辺りは秦氏の影響が大きい地域で蚕の社と言われるのは
半島からやってきた秦氏が養蚕・織物の技術を持ち込んでいるからです。

この三柱鳥居にはどんな意味があるのかがわかりませんが
とても気になる存在です。

御祭神の穂々出見命・鵜茅葺不合命はどうも気になる存在で
穂々出見命は彦火火出見尊にあたり 丹後国一宮の籠神社の
言い伝えによれば、《彦火明命》は《彦火火出見尊》の別名と
されています。 ということは山幸彦になる?

鵜茅葺不合命は海神の娘、豊玉姫と山幸彦の間に生まれ、
神武天皇の父となる存在です。 海神は籠神社に祀られていて
社家の海部家の氏神様にあたります。

勝手な想像ですが昔、海部氏と秦氏は何か関係があったん
じゃないか?と思ってしまいました。

御祭神 天御中主命・大国魂神・穂々出見命・鵜茅葺不合命
京都府京都市右京区太秦森ヶ東町50番地  式内社(名神大) 
木嶋坐天照御魂神社(このしまにますあまてるみたまじんじゃ)

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結婚→離縁→結婚。複雑な縁。『須代神社』

2014年7月24日 / 丹後の神社, 神社・歴史

前にも紹介したのですが与謝野町の野田川を境に
南北に分けると様子が違います。僕が教わったのは
野田川を境にして物部氏と蘇我氏が睨み合いをしていたそうだ。

そして、南側には出雲系の痕跡も多かったりします。
大己貴命(大国主)は大虫神社に大己貴命ろ一緒に
国づくりをした少彦名命は小虫神社に祀られています。
そして、こんな伝承があります。Wikipedia(小虫神社より下記を抜粋)

かつては温江字虫本の大虫神社とともに大江山中腹の池ケ成(いけがなる)と
いう地に鎮座し、「虫宮(むしのみや)」と呼ばれていた。往昔大虫神社の
祭神である大国主命が沼河姫と当地に居住している時、槌鬼(つちおに)という
悪鬼の毒気に当てられた姫が病気に罹り、それを嘆く大国主命のために少名彦命が
八色の息を吐きかけて槌鬼を追い出し姫を回復させたが、今度はその息のために人や
動植物が虫病に苦しむようになったため、少名彦命は「小虫」と名乗ってそれぞれの
体内から害源である悪虫を除くことを、大国主命は「大虫」を名乗って体外から病を
治すことを誓い合い、鏡を2面作ってそれぞれ分け持ったことから、「大虫」「小虫」の
神として崇められるようになったといい

丹後にはこんな伝承が残っております。そして少彦名命は与謝郡の
国造りの神、守護神とも言われております。

沼河姫命と言えば高志の国(今の新潟~福井県にあった国)の
お姫様で3番目の妻になります。出雲国に住んだのではなく何故
丹後に住んでいたのでしょうかね?

ここからがタイトルの須代神社のお話になります。

須代(すしろ)神社の主祭神は須世理姫命です。須佐之男命の娘で
大恋愛をして須佐之男命の元から駆け落ちするかの様に結ばれた神と
して古事記には書かれておりますが…。

ここ与謝野町に残る伝承では話は変わってきます。野田川を挟み
北側には倭文(しどり)神社と言う丹後でもとても古い神社があります。

丹後らしく織物の神である天羽槌雄神(あめのはづちのみこと)が
祀られています。元々は須世理姫の夫でありました。どのような理由が
合ったのかは解りませんが離別することになり、その後、大己貴命(大国主)の
妻となるのです。延喜式神社の調査様のWebに解りやすく伝承が書かれて
いますのでご紹介します。

倭文神社の祭神「天羽槌雄神」は、川、田をへだてた向こう村の
須代神社の祭神「須勢理媛」と夫婦でありましたが、大国主命の
正妃となり、離別してしまいました。 本祭礼の途中、傘鉾が奥山川に
さしかかったとき、山屋台、子供屋台とも囃子を止め、「須勢理媛」が
休憩をさている松の木に向かって「おーい、おーい、おーい」と
三度呼ぶと須勢理媛は天羽槌雄神とともに祭礼に参加をされます。
「おーい」は、大きな力で引き裂かれた、天羽槌雄神の妻を呼び戻す
声かもしれません。 近年、倭文神社の祭礼が4月25日から5月4日に
変更になり、須代神社の祭礼の日も他の日にかわってしまいましたが、
「おーい」の儀式は今も守り続けられています。 梅ヶ谷の代表町主に
よって、「お~い、お~い、お~い」と3回発声されます。

この様子だと仲が悪く離縁したわけではなく泣く泣く間を引き裂かれた
ということになりますね。

大己貴命(大国主)と高志の国の姫、沼河姫は一緒に大江山の中腹、池ヶ成に
暮らしていたと言われてますがこの近くに須世理姫との居を構えていたのかも
しれませんね。縁結びの神の所以でしょうね(^^;

この辺りには出雲系の神様に関わる話が多いのです。外にも国造りの神、農業神、
商業神、医療神…。いろんな顔があります。さて、丹後ではどんな顔を持つ神と
して信仰されているのでしょうかね?

主祭神 須世理姫命

京都府与謝郡与謝野町明石599   式内社 須代神社

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伊邪那美命の呪い

2014年7月22日 / 神社・歴史

最近、娘と息子がなんかよくわからない歌を熱唱してるんです。
よーく聞いてみると雪アナのLet It Goを歌ってます 。

ただ、うちでは聞かせていないので保育園で友達が歌っているのを
耳で覚えたのだと思います。なので音程がムチャクチャ!

これじゃいかん!とゲオにDVDを借りに行ったのですが
全て貸出中!100本くらいあっても全て貸出中。大人気です。

折角、子どもと見ようと思ってましたが仕方ありませんので
子供らが寝てから…。

雪アナが借りれなかった悔しい思いを押し殺して

竹田先生の『古事記完全講義』

いや~!古事記ってホントにイイもんですよね~!(水野晴郎先生風に)
子供らには残念でしたが実に良かったです。

不気味なタイトルの『伊邪那美命の呪い』のお話です。
伊邪那美命に掛けられた呪いによって人間の寿命が決められたのです。


伊邪那美命・伊邪那岐命(Wikipediaより)

伊邪那岐命と伊邪那美命は日本最初の夫婦です。
国生みをし神産みの半ば伊邪那美命が火之迦具土神
(ヒノカグツチノカミ=秋葉神社の火の神様)を
お産みになられた時に大やけどをおってしまい命を落とします。

伊邪那美命はたいそう悲しまれ、黄泉の国まで
伊邪那美命に会いに行かれ、戻ってくるように懇願しました。
その時に伊邪那美命に暫く待ってて下さい。その間に
私の姿を絶対に見ないように…

昔話のこのパターン。絶対に見ます!

案の定、見てしまった!伊邪那美命は腐乱し蛆にまみれており
恐ろしくなり、伊邪那岐命は逃げて逃げて逃げまくります。

伊邪那美命は追手を放ち、自分も追いかけます。
最後、黄泉の国と葦原中国との境にある黄泉平坂を大きな岩で
塞ぎ、伊邪那岐命は離縁を告げたのです。

コレに怒った伊邪那美命は『毎日、1000人の命を奪ってやる!』
伊邪那美命コレに対し『毎日、1500の産屋を建ててやる!』

この時、人間の寿命が出来、この世では毎日1000人が命を落とし
1500人の命が誕生することになったのです。

かなり適当に書いてますがこんな感じです(^^;
昨日、見た竹田先生の講義は伊邪那美命・伊邪那岐命のお話でした。
DVDはまだまだ続きます…

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Gamada Hidemasa

 

睡眠や寝具の事はプロの目線で、丹後の神社や
歴史の事はよく理解せず書き綴っております。
寝具製作技能士、上級睡眠健康指導士
羽毛診断士(ダウンプロフェッサー)等の
資格を持ってます。お気軽にご相談下さい。
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