カテゴリー「寝具制作事例」の記事

制作事例No.68『リフレッシュではなくオーダーでつくりました』

2018年7月14日 / えびすやにあるもの, 寝具制作事例, 掛ふとん, 羽毛製品

暑い日が続きます…。

 

 

羽毛ふとん、綿ふとんとともに
仕立て替えやクリーニング依頼などの
メンテナンスのご注文が増えております。

 

 

今回の事例は羽毛リフレッシュのご依頼での
ご相談でしたが劣化が進んでいる為に、元の
状態に復元しようとした場合、費用がそれなりに
掛かる為、新調する事になりました。

 

 

通常、購入時期に比べて羽毛の相場がかなり
上昇していますので同様の新品を購入される
よりもリフレッシュした場合の方が費用が
安価にすみますのでリフレッシュをおススメしますが
羽毛の劣化が進み過ぎている場合、足し羽毛が
多く必要であったり、良い感じに仕上がりません。
ですので羽毛のリフレッシュはあまり先延ばしに
せず早めにされることをおススメします。

 

 

 

判断が難しい、どうしたら良いかわからない…。
そんな時はご相談ください。診断させて頂きます。

 

 

 

 

さて、話は本題に戻りますが
今回は新調する事になりましたが
羽毛の傷みの原因、暖かくないといった
問題は作り方に問題があるのでは?

 

 

 

 

 

 

センスの無い絵でゴメンなさい!(><)
簡単に書けば通常の立体キルトのふとんは
こんな構造になっています。ここに立体の
マス目の中に羽毛が入ります。このマス目が
大きさと羽毛の量のバランスが悪く少ないと
羽毛がよく動きます。なので満遍なく身体に
羽毛が覆われないので保温力も低く、
汗や皮脂で汚れた羽毛が摩擦を受け絡んだり
壊れたりして膨らみもなくなっていきます。
もちろん、どんなふとんでも汚れて行きますが
どんな作りかというのもかなり影響を受けます。

 

 

 

だからと言ってパンパンに詰まっていたら
良いのか?これはこれで硬くなりふとんが
反った様な感じになりフィット感がなくなり
寒さの原因になります。ただ、見た目は
良いです。膨らみがありますので。

 

 

 

羽毛ふとんは作り方に対しては
様々な考えがあって色んな製品がありますが
羽毛の量のバランスや構造で使い心地は変わります。

 

 

 

 

以前、使っておられた羽毛ふとんの悩みを
お聞きし、予算10万円くらでフィット感が
あり軽く、肌に馴染み、ベッドからずり落ちない。
そんなご要望をお聞きしました上で新調しました。

 

 

生地は軽量で滑らかなもの。マス目は細かめにして
フィット感を高めています。ダウンもポーランド産
ホワイトグース93%(コウダ種)です。いい感じに
仕上がりました(^^)

 

 

 

 

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制作事例No.67『灼熱の加工場』

2018年7月4日 / えびすやにあるもの, オススメ雑貨, 寝具制作事例, 日々の話, 綿製品

毎年、この時期になると
西日が差し込む灼熱の加工場へ変貌を遂げます。
涼しい朝か、気温が下がる夜に仕事をすることに
なります。

 

 

次の仕立てが待っていますので
そうも言っておられず日中に仕事をしますと
アイロンを使う時は汗がどっと吹き出します(^^;

 

 

 

中綿量3.0㎏で以前に比べて
軽くふっくらと仕立て直しをしています。
今回は洋風のペイズリー柄です。裏地は
コーマブロードを使用。強度、光沢のある
良い生地です。

 

 

先日、以前えびすやで蚊帳を買って頂いた
お客様のご紹介でアメリカの方に蚊帳をご注文を
頂きました。そのお客様がもし居なければ僕は
全く英語が殆ど分かりませんので会話が成立
してなかったことでしょう(^^;

 

 

中学・高校・大学と英語の授業を
一体、何時間受けてきたのか?
全然役立ってません!その答えは簡単
自分に気が無けりゃそんなもんだと
いう事です(^^;興味を持っておのずから
学ばない限りに身に付くはずがないですね。

 

 

 

 

 

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制作事例No.66『元の状態に戻しながら機能性をUP』

2018年6月30日 / えびすやにあるもの, 寝具制作事例, 掛ふとん, 羽毛製品

暑くなり、羽毛の仕立て替えのご相談が増えております。
チラシなどでは自分の好きなコースを選んであとは
お任せと言うのが普通で一般的です。

 

 

 

それはそれで解りやすくて良い面もあるのですが
預かる側がその羽毛の状態や品質を理解していないと…。
例えば、凄く良い羽毛ふとんなのに安いコースを
選び、硬いごわごわの生地で安価な羽毛を
足し羽毛として使うので仕上がりが元に比べて
微妙な仕上がりで戻ってきたりします。

 

 

 

以前、驚いたのは2回目のリフレッシュをしたいと
預かり中を確認すると7~80%がフェザー。残りのダウンは
そこそこ粒の大きいものが入っています。
ひょっとしたらフェザー100%の羽根ふとんを
無理矢理、リフレッシュしたのではないか…?
(ダウン50%以下は通常リフレッシュ不可です)
と思えるものもあります。

 

 

 

リフレッシュで預かる羽毛ふとんは
同じ状態のモノはありません。自分が見たことがない
タイプのものもあります。汚れ方も劣化の仕方も
誰がどれだけ使うかでバラバラです。出来るだけ
良い状態にしてお返ししたいと思えば判断に悩む事も
ありますし、解らない事、知らない事もあります。
そんな時は工場の現場の方に相談して話を詰めます。
これがまた、個人的にも勉強になるのです。

 

 

 

 

 

今回は側地がシルクであり
生地の劣化により羽毛の吹き出しがきになると
いう事でリフレッシュのご依頼でした。
シルクの側生地は吸湿発散に優れとても良いのですが
生地が劣化しやすいという欠点があります。

 

 

 

 

色々とお話を伺ったうえでご提案させて頂いたのは
側生地はシルク同様、軽く滑らかな細番手の
綿100%の生地です。

 

 

 

 

厚みは元のモノくらい。ただ、マス目が大きい
ままで膨らみを持たせるとフィット感が悪く
使いにくいのでマス目を細かくし、マチは
従来と同じの厚めにしています。

 

 

 

 

出来る出来ない、した方が良いしない方が良いは
別にしてえびすやへ依頼、相談される場合は思う事
感じる事をご自由にお話下さい。話の中から
良い方向へと導かれることが多々あります。(^^)
僕としては出来るだけ快適に使える様にして
お返ししたいと思っております。

 

 

 

 

 

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各種クレジットカード・PayPay対応

ふとんのえびすや
京都府京丹後市峰山町呉服6
(京都銀行峰山支店前)
定休日:ほぼ無休(不定休)
※御来店前に連絡を頂けると幸いです
営業時間:AM9:00~PM7:00

 

 

Gamada Hidemasa

 

睡眠や寝具の事はプロの目線で、丹後の神社や
歴史の事はよく理解せず書き綴っております。
寝具製作技能士、上級睡眠健康指導士
羽毛診断士(ダウンプロフェッサー)等の
資格を持ってます。お気軽にご相談下さい。
お越しの際には連絡を頂けると幸いです。

 

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