カテゴリー「羽毛製品」の記事

寝具製作事例No.196『羽毛診断・羽毛リフレッシュ』

2023年1月14日 / えびすやにあるもの, 寝具制作事例, 掛ふとん, 羽毛製品

 皆様、あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。更新に随分間が空いてしまいました💦Instagramは比較的更新していますので宜しければフォローして頂ければ有難いです(^^;さて、今回お預かりした羽毛ふとんは12~13年使用したDLサイズの本掛け、肌掛けふとんを一枚づつです。これはよくあるケースなのですが12~3年使っていますのでリフレッシュをした方が良い時期に入ってきてるのもありますが主目的は

 

 

『ライフスタイルの変化への対応』

 

 

 新婚当初は夫婦で寝て子供が生まれるとお父さんがシングルお母さんと子供がダブルで寝て子供が大きくなると子供が一人で寝て…。残ったお母さんのふとんがダブルだと大きすぎるて扱いにくいのでシングルへリフォームというのはよくあります。マットレスや敷パットなどのリフォームが出来ないものは新しく買いなおす必要がありますが羽毛ふとんであったり、今回一緒にお預かりした。

 

 

 

 

 ラクダの敷パットは仕立直しが可能ですのでメーカーさんに依頼し、完全洗浄、新綿の補充側生地交換のメンテナンスをします。一方、羽毛ふとんも中身を診断したところ、一度、羽毛をコインランドリーでご自分で洗われたようでピリングが目立ちます。個人的には洗いに対応し生地で肌ふとんであれば問題はないかと思いますが掛けふとんはプロに任せた方が良いかな?と思います。

 

 

 

 

 なかなか粒の大きいマザーダックですのでそれなりに使い込んでもスティッキーさはあります。仕立ては軽量の80平織の生地でシングルの本掛け・肌掛けをお仕立て予定です。メーカーより出来上がってきましたらこちらでご報告を

 

 

 

えびすやの得意な仕事

 

羽毛ふとん・枕・綿ふとん、オリジナル寝具オーダー等の製作事例は⇒こちら
1人1人の身体に合わせ寝易くする寝具調整の事例は⇒こちら

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寝具製作事例No195『羽毛診断をしました』

2022年12月14日 / えびすやにあるもの, 寝具制作事例, 掛ふとん, 羽毛製品

 羽毛ふとんあるあるです。お客様からのご相談で『長年、母が羽毛ふとんに襟カバーを縫い付けていたのですがクリーニングをしても大丈夫でしょうか??』これはご年配の方でよくある話なのです。昔の綿の掛けふとんでは襟元の汚れを防ぐ為にカバーをよく縫い付けてたのです。それだけ襟元は皮膚が直接当たったっり息が掛かるの汚れやすいのです。綿ふとんだと、問題にならないのですが羽毛ふとんは問題になります。針を刺すとそこから羽毛が噴出してきます。ですから吹き出しがあるものをクリーニングで洗うのは危険です。余計に噴き出してくる可能性があります。

 

 

 

 

 

羽毛が出てきてますね。襟カバーを外した時に糸が羽毛を引っ張ってきてますね。

 

 

 

 

 

 過去に縫い込んだ時の穴の後もあります。現状で吹き出しもあり穴もあちこちで見受けられさらに、使用年数もそれなりに経っていますのでクリーニングではなく羽毛を完全洗浄する仕立替え(羽毛リフレッシュ)を行う事になりました。

 

 

 

 

 

 

 羽毛の状態は年数の割に的良いのですが皮脂がまわり、羽毛同士の絡まりが見られるので時期的にリフレッシュをした方が良い状態です。布団全般に言える事なのですがなかの汚れを落とすという意味では良いのです。しかし、洗うという事は良い事ばかりではありません。同時洗う事による劣化もあります。ちょっとしたことであれば劣化ではありませんが縮みや風合いの変化。今の羽毛ふとんであれば、洗濯後に洗いたては良かったが以前よりも嵩が無くなったという事があります。ある程度、羽毛劣化が進みピリングが目立ち始めている時に洗うとそういう事が起こりうります。

 

 

 

 このような場合は中身を取り出して洗う方が羽毛が回復しますし、新たな側生地に羽毛を充填する時に新毛も補充しますので出来上がりが全然よくなります。当然ながらコストが掛かりますが羽毛リフレッシュをした方が良い状態であればクリーニングをして劣化をさせるよりもリフレッシュさせて使い心地よく長く使った方が良いです。弊店ではクリーニング、羽毛リフレッシュ、綿ふとんの仕立直しといった布団全般のメンテナンスをお受けしておりますがその都度、状態をみてどうするのかを判断、ご提案をしております。因みに綿ふとんも洗いすぎると油脂分が
奪われ
綿の粘り感や弾力などが奪われ脱脂化し膨らみが無くなってきます。加減が大事という事ですね

 

 

 

 

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羽毛ふとんを選ぶ時、ココは押さえておこう!

2022年11月10日 / えびすやにあるもの, 寝具のこと, 羽毛製品

 先日、羽毛ふとんの仕立直しのご相談を頂きました。えびすやは業者さんへの丸投げはしません。まずは中身の状態を確認します。何故なら、劣化が激しかったり、羽毛の
品質が低ければ
折角、仕立て直しても仕上がりが悪かったり、新しい羽毛を沢山足さないと回復しないのです。新しい羽毛を沢山足すのであれば、新しいものを買った方がよくなってしまい、仕立直しの意味がなくなってしまいます。

 

 

 

 

 う~ん。残念ながらかなり傷んでいました。今回は羽毛リフレッシュはしない方が良いですよ。心苦しいですがそうお伝えさせて頂きました。

 

 

 

 もう一度、ミシンで口を塞ぎなおし、コンパクトに折り畳んでクッションカバーに入れる。

 

 

 

 そしてクッションとして再利用されてみては如何ですか?ご提案させて頂きました。

 

 

 そして、羽毛ふとんは新調することになりました。

 

 

 

 会話の中でお客様は

 

 

『えびすやに行けばちゃんと選んでくれると思った』

 

 

 と嬉しいお言葉を頂きました。(^^)えびすやと一般的な量販店との決定的な違いがあります。それはえびすやではポリエステル混の生地の羽毛ふとんは勧めないという事。寝具売場に行って品質表示を見てみて下さいほぼ9割くらいポリエステル混やポリエステルの生地の羽毛ふとんです。えびすやはこのポリエステル混の生地が嫌なのです。綿100%からポリエステルの生地に変えるだけで価格は一気に安くなります。その代わり寝具としての機能性が奪われ、羽毛の大きな特徴、調湿性が生地によって邪魔されます。ポリエステル製の生地は通気が悪く湿気を吸収しません。という事は羽毛の調湿性は活かされていないそして、吸湿性が乏しいので生地の表面に水分が溜まりやすくベトツキ易い。だから、扱うのが嫌なんですね…。ポイントは沢山ありますがまず、生地の素材、ちゃんとチェックしましょう!

 

 

えびすやの得意な仕事

 

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ふとんのえびすや
京都府京丹後市峰山町呉服6
(京都銀行峰山支店前)
定休日:ほぼ無休(不定休)
※御来店前に連絡を頂けると幸いです
営業時間:AM9:00~PM7:00

 

 

Gamada Hidemasa

 

睡眠や寝具の事はプロの目線で、丹後の神社や
歴史の事はよく理解せず書き綴っております。
寝具製作技能士、上級睡眠健康指導士
羽毛診断士(ダウンプロフェッサー)等の
資格を持ってます。お気軽にご相談下さい。
お越しの際には連絡を頂けると幸いです。

 

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