カテゴリー「羽毛製品」の記事

寝具製作事例No.165『スタンダードな羽毛ふとんリフレッシュ』

2021年7月23日 / えびすやにあるもの, 寝具制作事例, 掛ふとん, 羽毛製品

 

 

スタンダードな羽毛ふとんのリフレッシュです。
生地は一般的な綿100%の60サテンです。一般的なものです。
えびすやの考え方として出来る限り買った時の状態に戻す事を
イメージしてお勧めしています。

 

 

羽毛リフレッシュは長年使った羽毛を綺麗に洗浄し
綺麗な状態でふっくらとした状態に戻しますが
あくまでも新品ではありませんの完全な元の状態には
なりません。傷みがあればあるほど元に戻りません。

 

 

 

洗浄時の羽毛の目減り分は元々使っていた羽毛と
同じレベルのものを使い、生地も同等のものを
そして、キルトは着心地の良い、フィット感がある
様な状態にします。

 

 

ですので側地はその都度、ご要望(生地・サイズなど)や
羽毛に合わせて変えていきますので決まったコースで
決まった生地、キルト、足し羽毛で規定内の対応する一般的な
羽毛リフレッシュとは異なり、一枚一枚、中身や生地などを
判断しての対応となります。今ある羽毛ふとんの良さを
出来る限り引き出す為に基本的にはお受けする仕事は
全てカスタムで対応させて頂いています。

 

 

えびすやの得意な仕事

 

羽毛ふとん・枕・綿ふとん、オリジナル寝具オーダー等の製作事例は⇒こちら
1人1人の身体に合わせ寝易くする寝具調整の事例は⇒こちら
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寝具調整事例No.63『羽毛布団サイズ調整。ダックよりもグース』

2021年7月8日 / えびすやにあるもの, 寝具制作事例, 寝具調整事例, 掛ふとん, 羽毛製品

お客様から羽毛ふとんのリフレッシュの
ご依頼を受けた羽毛ふとんは約7年前に
弊店にてリフレッシュをお受けしたものでした。

 

 

リフレッシュの時期と言えば時期ですが
リフレッシュにしてはまだ早いとも言えますが
2度目という事と一年を通して長めに使って
おられる事もあり、ヘタリ感、と1度リフレッシュを
していますのでファイバー(羽毛が千切れたもの)が
目立ちますが悪くはありません。

 

 

よくよく、お話を伺うと
ダブルサイズからクイーンサイズにサイズアップを
して欲しいとのご依頼でした。7年目というのと
ヘタリ感が出ていますので長期的な目で見ると
羽毛ふとんにとってリフレッシュは丁度良い時期でもありました。

 

 

生地は従来と同じ80サテンでお作りしています。
良い感じで羽毛が回復しました。

 

 

ここでハッキリと差が出るのがダックとグースの差!

 

 

これが同程度のヘタリ具合だとして
ダックであるなばら回復具合はグースに劣ります。
ダックであれば二度のリフレッシュは厳し

かったかもしれませんね。
グースの方が羽毛の耐久性が高いのです。
メンテナンスをし長期的に使う事を考えれば
グースを使った羽毛ふとんをお勧めます。

 

 

羽毛布団を選ぶ基準。

 

①生地はポリエステルのものではなく綿100%
②中身はダックよりもグース
③グースよりもマザーグース

 

この3つは結構大きく差が出るのでポイントです。
②に関してはリフレッシュをしたときに
結構、ハッキリと出てくるのを何度も目の当たりに
しています。予算が許すのであれば出来るだけ
グースをお勧めいたします。

 

 

今回のご注文分もシッカリと回復いたしました。

 

 

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寝具製作事例No.162『羽毛ふとんの補修』

2021年7月1日 / えびすやにあるもの, 寝具制作事例, 掛ふとん, 羽毛製品

えびすやオリジナルの超軽量タイプの
羽毛ふとんをご購入いただきましたお客様から
2シーズン目の終わりに気が付いたらカバーの
中で羽毛が舞っていたとのご連絡を頂きました。

 

 

2シーズンくらいで生地の劣化による吹き出しは
まずあり得ません。大半が羽毛ふとんを干された時に
引っかけたり、タバコで焦がす、ペットの爪など
こういった事が理由で生地が損傷した場合です。

 

 

 

 

今回も恐らく、干したときに引っかけるなどして出来た破れに
気が付かずカバーを掛けてしまったが故にふとんの中で
羽毛が舞っていたと考えられるケースです。

 

 

えびすやではふとんを干すときにカバーを掛けたまま
干される事をおススメしています。それは紫外線による
生地を防ぐ為ですがこういう場合にでも有効ですので
特によく干す人ほど掛けて干される事をお勧めします。

 

 

こういう場合は補修布で処置することが一般的ですが
説明書にも掛かれている様にあくまでも『応急処置』です。
メーカーにご相談くださいと書かれていると思います。
いずれ剥がれます。丸洗いも難しいですし、カバーとの
摩擦で徐々にめくれてきます。生地の汚れている場合は
剝がれやすいとです。また、剥がれた時に傷口を更に広げる
事もあります。補修布は万全な処置ではありません。

 

 

一番、完全な処置は側地交換です。
新しい生地に入れ替えです。長い時間使用し
汚れや劣化が進んできているのであるならば
リフレッシュが良いかと思います。
5年未満であればこの際にスチームで羽毛の
羽を羽毛を開かせてやるのも良いですし
5年を過ぎればリフレッシュを念頭に入れて
羽毛の状態を整え、長く使用できるようにされるのが
良いかと思います。しかし、年数は目安ですので
ちゃんと目利きの出来るお店で相談されると
良いかと思います。

 

 

今回の場合は2年目ですのでほぼほぼ、側地も
中綿も汚れていません。破れている個所も幸いしていました。
そして飛び出た羽毛をシッカリと集めて下さっていました。

 

 

 

 

このマス目の部分の端をの糸を解き
羽毛を取り除く形で切開します。
そして同じ生地を当ててミシンで綺麗に
縫いこんでいきます。そうすれば
捲れる事もありません。見た目も綺麗です。
そして今度は端も縫って羽毛吹込み機の
口が入る程度の穴を残して羽毛吹き込んで
元に戻します。

 

 

かなり手間の掛かる事ですが
まだ2シーズンしか使っていないので
先の事を考えると出来るだけ丁寧な処置を
しておいた方が良いという判断でこのような
処置をしています。因みにこれは弊店の
オリジナル羽毛ふとんしか出来ませんし

出来る箇所に限りがありますので全てのものに
こういう対応は出来ませんが出来るだけ
その時々によってベストの選択をしております。

 

 

よくある吹き出しの原因に
生地の劣化による
破れによる吹き出しに関しては破れを
ふさいだとしても次から次に避けてきますし
洗濯のし過ぎによる生地の加工の緩みに
よる吹き出しは破れではありませんので
防ぎようがありませんのでご注意を。

 

 

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Gamada Hidemasa

 

睡眠や寝具の事はプロの目線で、丹後の神社や
歴史の事はよく理解せず書き綴っております。
寝具製作技能士、上級睡眠健康指導士
羽毛診断士(ダウンプロフェッサー)等の
資格を持ってます。お気軽にご相談下さい。
お越しの際には連絡を頂けると幸いです。

 

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