寝具製作事例No195『羽毛診断をしました』

2022年12月14日 / えびすやにあるもの, 寝具制作事例, 掛ふとん, 羽毛製品

 羽毛ふとんあるあるです。お客様からのご相談で『長年、母が羽毛ふとんに襟カバーを縫い付けていたのですがクリーニングをしても大丈夫でしょうか??』これはご年配の方でよくある話なのです。昔の綿の掛けふとんでは襟元の汚れを防ぐ為にカバーをよく縫い付けてたのです。それだけ襟元は皮膚が直接当たったっり息が掛かるの汚れやすいのです。綿ふとんだと、問題にならないのですが羽毛ふとんは問題になります。針を刺すとそこから羽毛が噴出してきます。ですから吹き出しがあるものをクリーニングで洗うのは危険です。余計に噴き出してくる可能性があります。

 

 

 

 

 

羽毛が出てきてますね。襟カバーを外した時に糸が羽毛を引っ張ってきてますね。

 

 

 

 

 

 過去に縫い込んだ時の穴の後もあります。現状で吹き出しもあり穴もあちこちで見受けられさらに、使用年数もそれなりに経っていますのでクリーニングではなく羽毛を完全洗浄する仕立替え(羽毛リフレッシュ)を行う事になりました。

 

 

 

 

 

 

 羽毛の状態は年数の割に的良いのですが皮脂がまわり、羽毛同士の絡まりが見られるので時期的にリフレッシュをした方が良い状態です。布団全般に言える事なのですがなかの汚れを落とすという意味では良いのです。しかし、洗うという事は良い事ばかりではありません。同時洗う事による劣化もあります。ちょっとしたことであれば劣化ではありませんが縮みや風合いの変化。今の羽毛ふとんであれば、洗濯後に洗いたては良かったが以前よりも嵩が無くなったという事があります。ある程度、羽毛劣化が進みピリングが目立ち始めている時に洗うとそういう事が起こりうります。

 

 

 

 このような場合は中身を取り出して洗う方が羽毛が回復しますし、新たな側生地に羽毛を充填する時に新毛も補充しますので出来上がりが全然よくなります。当然ながらコストが掛かりますが羽毛リフレッシュをした方が良い状態であればクリーニングをして劣化をさせるよりもリフレッシュさせて使い心地よく長く使った方が良いです。弊店ではクリーニング、羽毛リフレッシュ、綿ふとんの仕立直しといった布団全般のメンテナンスをお受けしておりますがその都度、状態をみてどうするのかを判断、ご提案をしております。因みに綿ふとんも洗いすぎると油脂分が
奪われ
綿の粘り感や弾力などが奪われ脱脂化し膨らみが無くなってきます。加減が大事という事ですね

 

 

 

 

羽毛ふとん・枕・綿ふとん、オリジナル寝具オーダー等の製作事例は⇒こちら
1人1人の身体に合わせ寝易くする寝具調整の事例は⇒こちら

 

 

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Gamada Hidemasa

 

睡眠や寝具の事はプロの目線で、丹後の神社や
歴史の事はよく理解せず書き綴っております。
寝具製作技能士、上級睡眠健康指導士
羽毛診断士(ダウンプロフェッサー)等の
資格を持ってます。お気軽にご相談下さい。
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