カテゴリー「神社・歴史」の記事

丹後六大社の1つ『大川神社』

2014年10月26日 / 丹後の神社, 神社・歴史

舞鶴市の由良川のほとり一際、大きな神社があります。

一番最初に目に飛び込んでくるのはやはり
この茅葺きの社務所?それとも宮司さんの
お住まいなのかは解りませんがこれは素晴らしいです。
屋根のコケの生え具合など最高ですね(^^)

一の鳥居から本殿までの道のりは微妙に
ジグザグ形になっており、石垣でガッチリと
固められている様な感じがします。まるで
城塞のようです。

この朱塗りの両部鳥居(二の鳥居)も威厳があります。

神社の裏手は山。そりゃ、猪、熊、鹿だっています。
秋の野山はスズメバチにも気をつけなくちゃなりません。
田舎の神社へ行くには命がけ!(^^;

御神木、大ケヤキ必見です!素晴らしいです。

いつも気になるのですがとんでもない場所に
貼ってある”千社札”どうやって貼るのでしょう?
真夜中こっそりとはしごを持ち込んではるんでしょうか?

拝殿も流石、規模が大きいです。神社彫刻は大原神社っぽい?
丹後には大社が七座あります。籠神社(一宮)大宮売神社二座(二宮)
大虫神社、小虫神社、竹野神社、そして大川神社。で竹野神社以外は
名神大社でその中の1つに当たる神社です。当然、歴史も古い神社です。

おもしろいのが大川神社の社伝。凡海郷様のHPより抜粋させて頂きます。

顕宗天皇の元年三月に、由良川域の漁師野々四郎が漁を営んでいたところに、
『金色の鮭に乗り、右手に五穀の種、左手に蚕を携えた神』が川下から現れて、
野々四郎に「当地に鎮座したいので社殿を造営せよ」と託宣したのが大川神社
の起こりだそうです。

神社の創建は485年とかなり古いです。右に五穀の種、
左に蚕を携えた神が海(由良川河口)からやってきたとなります。
五穀豊穣、養蚕、だから主祭神が保食神(豊受大神)なのでしょうね。
ですから、この辺りの由良川流域の丹後・丹波地域では鮭を捕獲して
食することを禁じている地域があるそうです。

その鮭に乗ってやってきた神様というのが
なんと冠島からだそうで・・・!興味深いですね!

冠島といえば籠神社の御祭神、彦火明命降臨の地です。
徐福上陸の地、新井崎神社も冠島の方を向いている様に
見えます。また出口王仁三郎の修行の地です。ここには
何か丹後の秘密が隠されているのでしょうか?

御祭神 保食神
相殿  句句廼馳神(木神)、軻遇突智神(火神)、埴山姫神(土神)、金山彦神(金神)、罔象水神(水神)
京都府舞鶴市大川徹光山169-1 名神大社 大川神社

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神聖なる稲刈り『月の輪田』

2014年10月18日 / 丹後の古墳・史跡, 神社・歴史

今朝、早くに たなち~母ちゃん から連絡を貰いました。

『知ってる?今日は月の輪田の稲刈りやで!』

子供を保育園に送ったら急いで月の輪田に向かいました。
丹後には色んなスポットがありますがその中でも月の輪田は
特に好きな場所でもあります。

月の輪田に向かう前に比沼麻奈為神社の豊受大神の所へ
行ってから月の輪田に向かいました。

新しく石碑が出来てますね。ここは豊受大神が元々、鎮座されてた
神社と言われております。

そして、月の輪田へ!もう、稲刈りが始まっておりました。

古代米がたわわに実っております。
これも五穀豊穣の神、豊受大神のお陰でしょう!
今年は日本各地、豊作のようですね(^^)

こちらは月の輪田。
先程の隣の田との違いにお気づきになられました?
お話を聞くと稲の穂の育ち方が全然違い、完全に稲が
寝てしまってるそうです。月の輪田の稲の方が高く
伸びてるのです。畦を1つ挟んでるだけなのにこの違い…
これも神がかり的な力なのでしょうか?

僕はそう合って欲しいな!と思っております(^^)

月の輪田の隣から二本松稲荷神社に祀られる
稲荷大明神がそっと見守っております。

やっぱし、神聖なるお米は稲木干しですよね!
今年も伊勢の内宮におられる豊受大神の元へこのお米が
届けられるのかどうかはわかりませんが豊受大神は
きっと故郷の美味しいお米を食べたがっているんじゃ
ないかと思います(^^)

月の輪田の事は書いておりませんが月の輪田復活の取り組みに
ついてはこちらのHPにて紹介されていますので是非、ご覧ください。

京都府京丹後市峰山町二箇小字二本松   月の輪田

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雲海の名勝『大江山鬼嶽稲荷神社』

2014年10月12日 / 丹後の神社, 神社・歴史

雲海といえば竹田城。天空の城なんて言われておりますが
ココ大江山鬼嶽稲荷神社から見下ろす雲海も最高ですが・・・

残念な事に行ったのは先月の早朝…。行くなら今頃ですよね(^^;

社殿はとても立派です。ココの神社は19世紀に
伏見稲荷神社より分霊を勧請して鬼嶽(おたけ)稲荷神社と
名前が変わりました。元々は御嶽(おたけ)神社という名前
だったのです。社伝ではによると四道将軍として当地へ来た
丹波道主命が、父、日子坐王の旧蹟に神祠を建立した と伝えている。
(土蜘蛛を討った日子坐王を崇め建立。)では元々の祭神は
なんだったのでしょう?摂社には大国主命、事代主命が祀られているようですが
与謝郡には大国主命などの出雲系の祭神が祀られる神社が
結構ありますのでそういったこととも関係があるのか・・・?

大江山は修験道の場でそういった遺跡も残っているようです。

鬼の洞窟にも行きたかったのですが履いていた靴が
よく滑り、谷に落ちてしまいそうだったの途中で引き返しました(><)

ココは大江山の八合目。ここから千丈ヶ嶽を目指すことが出来ます。
また鬼嶽不動尊など滝、坂田金時の逆さ杉。見どころ満載なのです。
ハイキングには持って来いですね!近くには元伊勢皇大神社、元伊勢豊受大神社
天岩戸神社と神社スポットが集まっていますので合わせて参拝されるといいですよ(^^)

与謝野町与謝の与謝峠に登る直前の信号の所で
こんな鳥居を見たことがありませんか?ここは神社の様な感じですが
肝心のお社がありません。鬼嶽稲荷神社の一の鳥居、遥拝所とも
言われています。

この大江山は丹後の歴史において重要な3つの鬼伝説があります。

①日子坐王が陸耳御笠を討った伝説(丹後風土記残欠)
②麻呂子親王伝説、麻呂子親王が英胡・軽足・土蜘蛛の鬼を討った伝説
③源頼光が酒天童子を討った伝説(坂田金時は源頼光の家来)

悪さをする鬼を退治したという話なのですが実際のところは
時の調停の言う事を聞かない抵抗をした丹後の民を攻め滅ぼした話です。
『たたら』製鉄技術の奪取と大江山は丹後と丹波を繋ぐ交通の要衝でもあります。
元々は丹波・丹後・但馬は1つの国、大丹波王国。大陸の優れた
文化を取り入れ独自に発展をしてきた地域だったのです。

何時の時代の歴史も負けたものは悪となってしまうわけです。

御祭神 宇迦之御魂神
京都府福知山市大江町北原  大江山鬼嶽稲荷神社

 

 

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Gamada Hidemasa

 

睡眠や寝具の事はプロの目線で、丹後の神社や
歴史の事はよく理解せず書き綴っております。
寝具製作技能士、上級睡眠健康指導士
羽毛診断士(ダウンプロフェッサー)等の
資格を持ってます。お気軽にご相談下さい。
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