カテゴリー「神社・歴史」の記事

『吸い込まれる鏡』高岡神社

2015年2月17日 / 丹後の神社, 神社・歴史

以前、この辺りの神社や古墳にとても詳しい方から
この神社の存在を伺っておりましたが偶然にも発見して
しまし、車の中で寝てる娘を起こさない様にソッと
車から降り、参拝してきました。



鳥居からまっすぐに延びる参道がいいですね!

手水舎を過ぎ、石段を登ると社殿があります。
こちらの神社には立派な灯籠はありますが
狛犬がありません。何か訳があるんでしょうか?

その気になるものが…

社殿に掲げられた鏡です。よく拝殿に掲げられてる
事がありますがこんなのは初めてです!しかも相当古い!
やはり自分の目で見てこないと凄さがわかりません。

じーっと見とれてしまいました。吸い込まれる様な感じです。
鏡は神様が宿られる依代としての神社にあるのですが
自分自身を写す鏡、内なる自分と向き合う為に鏡があるのだと
思います。神社は本来そういう場所なんじゃないかな?と
思ったりします。

さて、この高岡神社の御祭神がイマイチよく解りません。
室尾山観音寺神明帳という書物によると正三位高雄田大明神と
高雄田(タカオタ)が高岡(タカオカ)になったようですね。
この高雄田大明神。天津神と言われているようで京都府熊野郡誌に
書かれているようで『丹後の地名』様のWEBより抜粋します。

高岡神社 村社 下佐濃村大字永留小字藏谷鎮座 祭神=案するに天ツ神を奉祀するが如し。
由緒=当社の創立年代等に就ては徴証すべきものなく、正確なる由緒を記述する事困難なれど、
伝説等を考察するに当社は元高尾大明神と言へるは、古き幟等に記載せる文字によりても明に
して、現社地の奥山林に高尾谷あり、天つ神の降臨し給へる霊地なりといひ伝ふ。されば天津神を
奉祀し高尾大明神と言ひしを、後世高岡と改称せしものにて、鳥居前の小字を矛立といひ、
祭儀に際して矛を建てし地なりといふ。境内には目通り二丈余を有する椎の神木あり、
一見して其の古社たるを知る。明治四十一年本殿を再興し以て偉観を呈せり。延命寺は
当社の別当にして、山号を高尾山といふ、其の関係を物語れるなり。

氏子戸数=九十五戸。 境内神社。鷺神社。祭神=不詳。      
秋葉神社。祭神=加具土命。

以上

さて、天津神とはどの神様の事でしょうか?
隣の峰山町の久次岳は豊受大神が降臨したと言われる山です。
高尾山にもそういった伝承があるのか?矛と聞けば大国主命(八千矛神)を
思い出したのですが国津神ですから。さてさて祀られてるのはどんな神?

御祭神  高雄田大明神
京都府京丹後市久美浜町永留小字藏谷  高岡神社


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豊受大神に始まる

2015年2月14日 / 丹後の歴史, 日々の話

先日、豊受大神をお祀りしている比沼麻奈為神社から
御札を頂きましたので大事にお祀りさせて戴くことに(^^)
我家には神棚がありお祀りをさせて頂いておりますが
お店の方にはそういった事をしておりませんでしたので。

簡易的ですが榊とお札立をご用意させてもらい
南方向へ向け高い位置にてお祀りをしました。(^^)
ちゃんとした神棚ではなく、神具も揃っておりませんが
せめてもの気持ちです。

豊受大神は正史にはあまり出てきません。古事記では
1回だけちょっと出たっきりだったと思います。
でも日本を代表する伊勢の外宮の主祭神として
祀られております。きっと伊勢へ移られるに当たって
とても大切に迎えられたのではないかと思います。

諸説ありますが豊受大神が御鎮座していたのは
恐らく峰山町の五箇近辺だと想像しますし、
豊受大神が稲作を始められた場所でもあります。
それを物語るかの様に竹野川流域の神社には豊受大神が
祀られております。

五穀豊穣の食物神、食物を作る農業神、また取れた米で
お酒を作るお酒の神、織物、養蚕、製鉄…様々な顔を持つ神である
豊受大神が丹波の国の繁栄に大きく寄与したことは間違いない
思います。豊受大神を抜きにして丹後を語る事は出来ません。

これからの丹後の繁栄を願って…。

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『威風堂々、古社の風格』摩気神社

2015年2月12日 / 丹波の神社, 神社・歴史

最近、大阪や京都へ行く用事がある時は時間が許す限り
丹波の神社足を伸ばすようにしております。古い良き神社が
沢山あるからです。皆様も是非、どうぞ(^^)

今回、お邪魔したのは南丹市園部町にある摩気神社。名神大社です。
良くわからないですが主祭神は大御饌津彦命 (おおみけつひこのみこと)
となっていますが御食津神(みけつのかみ)と同一神ではないかと
思います。御食津神は天児屋命(あめのこやねのみこと)の子で
宮中八神の一柱で食物神となるのですが…。

摩気神社に祀られる大御饌津彦命は天忍雲根神 (あめのおしくもねのかみ)と
同一神になるそうだ。邇邇藝命 (ににぎのみこと)と一緒に降臨してきたと。



神門はとても迫力がありますね!


境内に竈があったのですが祭事に使われたのでしょうか?

拝殿、神殿ともに茅葺きです!これは見応えがありますね。
1つ気になるのが拝殿の屋根の上部なのですがこの近辺の家の
屋根が皆(現代建築ではなく古民家。古民家が多い)この形に
なっていました。これは摩気神社となにか関連性があるんでしょうか?

大御饌津彦命が真ん中で西摂社・東摂社には多くの神様が
祀られています。摩気郡十一ヶ村の総鎮守たる所以でしょう。
ここでもう1つ気になるのが社殿が北面する丹波国唯一の神社
だそうです。さて、北面というのは何処を向いてるのでしょう?

同じ食物神である豊受大神が祀られ、瓊々杵命と五伴緒の
天児屋根命、天太玉命も祀られる比沼麻奈為神社!でも北西で
真北じゃありません。北といってもどの北??

ちなみに真北を辿ってみると…。
冠島の老人嶋神社にぶつかるじゃないですか( ゚д゚)ハッ!
出口王仁三郎の大本教や籠神社のルーツですね。。。
う~ん。

※後から詳しい人に聞いてみると北極星を向いてるんじゃないか?と

御祭神  大御饌津彦命
京都府南丹市園部町竹井宮ノ谷3  神名大社 摩気神社

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Gamada Hidemasa

 

睡眠や寝具の事はプロの目線で、丹後の神社や
歴史の事はよく理解せず書き綴っております。
寝具製作技能士、上級睡眠健康指導士
羽毛診断士(ダウンプロフェッサー)等の
資格を持ってます。お気軽にご相談下さい。
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