制作事例No.63『思い出を蘇らせる。その2』
2018年6月4日 / えびすやにあるもの, 寝具制作事例, 敷ふとん
今日は綿製品のご依頼です。
『おばあちゃんが大事に持ってた
綿が出てきたんだけどふとんに出来ますか?』
そんなご連絡を頂き、早速伺って綿を
拝見させて頂きました。打ち直した綿の場合
長年押しつぶしたまま放っておいた
ものなどは綿がくっついてしまっている
事がありますが拝見させて頂いたものは
袋は破れてたりしてますが
中の綿は質のインド綿でした。
問題なく使えると思いお預かりしました。
僕が小学生の頃は目と鼻なの先に
えびすやがお世話になってた製綿所が
あり、入り口は綿がコロコロと転がって
いたことを思い出しました。それだけ
田舎でも身近に製綿所があり
農機具小屋には〇〇〇綿書かれた
ホーロー看板が大村崑のオロナミンCの
ホーロー看板と並んでいたものです。
(今でも見かけますよね)
この預かってきた綿の商標をネットで
検索すればヒットするかも?なんて思って
探してみましたが判らず…。ひょっとしたら
比較的近い所にあった製綿所かも?なんて
思ったのですが残念!(><)
判らないので諦めて綿入れ作業を開始!
近代綿の方を切って広げてみるとどうもいつも
使ってる綿と感触が違い、以前倉庫に残っていた
複式両面機という古いタイプの製綿機で綿打を
した綿の感触に似ている…?そんな感じでした。
そういえば最近、この生地でお仕立てする事が
非常に多いですね。(^^;もう直ぐ生地がなくなりそうです。
おばあちゃんが大事に持っていた綿は
敷ふとんに蘇らせることが出来ました!
昔の人にとって綿は貴重品。大事にされて
いたのだと思います。どんなに古いもので
あったとしても使えます!(今回は新綿
でしたので尚更です)
最後までご愛読ありがとうございます。宜しければクリックをお願い致します
※docomo,au,softbankからのお問合わせはそのままメールをお送りいただくと返信が
届きません。お手数ですがパソコンメールを受信可能な設定にして頂くか、
gmail等、PCからお問い合わせ下さいますようお願い致します。