カテゴリー「日々の話」の記事

当店、『ふとんのえびすや』は明治10年に
5代前の当主の初代國太郎が起業した呉服店が始まりであると
聞かされていました。先代もルーツを調べ、何処で生まれたのか
まで調べていて家系図を見せて貰ったことがあります。

 

 

（淀徳書店が発行した大正元年発行の集合広告）

 

3~4年程前まではそう思っておりました。
歴史好きな知り合いから聞かれたのが
江戸時代中期（？）だったと思いますが
京極家峰山藩の街中で起きた日々の出来事を
綴った一次資料があって図書館で見れるらしい。

 

 

その内容と言うのが隣村から若衆が
喧嘩にやってきたとか。お殿様に披露する
相撲大会に関取を呼ぶ段取りの話など
当時の日常が綴られているらしい。
その中に『えびすや』が度ちらちらと出てくるそうだ。

 

 

おぼろげに祖父や祖父の弟、先代の話や
うちに勤めて頂いてた番頭さんのご子孫から聞いた
話の朧げな記憶や考察してみると
呉服問屋をしていたえびすやに初代は
えびすやに丁稚奉公として入り
その後、えびすやを引き継いだ様な感じなのです。
敷地の中には初代がこの地に来る前から
ずーっと昔からある祠（お稲荷さん）を
お祀りする様に代々言われているのです。

 

 

そのいきさつの末端の末端でも知っていたであろう
祖父はいませんし、丹後大震災で全てが焼けて
しまっているので当時の事を知る資料や品は
一切残っていませんのでなんとも言えませんが
初代からもえびすやとしてはいくらかは遡れそうです。
その間には苦労や困難もたくさんあったと思います。
丹後大震災や太平洋戦争は僕が知る限りでも
大変だったと聞きます。(><)そいった困難を
くぐり抜けて今があります。

 

 

決して僕は商い上手ではありません。
どちらかと言う商売下手です。（笑）
ただ、この令和の世にご先祖や
当主たちが残した屋号をなんとか踏ん張って
守らせて頂いております。これからも
えびすやの事を守って頂きますよう
宜しくお願い致します。

 

 

今日の記事はご先祖・ご当主への感謝です。

 

 

えびすやの得意な仕事

 

羽毛ふとん・枕・綿ふとん、オリジナル寝具オーダー等の製作事例は⇒こちら
1人1人の身体に合わせ寝易くする寝具調整の事例は⇒こちら
ムートン職人が目利きをした価値あるお値打ちのムートンとメンテナンス⇒こちら

 

 

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先日、こんなご相談を受けました。
実はこの手のご相談はちょくちょくあるのです。

 

 

敷寝具がヘタると眠り難くなります。
上向き寝が出来なくなります。
上向き寝が出来ない方は敷寝具を
疑ってみて下さい。自身の身体と合っていないか
長年の使用による経年劣化でヘタっている事が大半です。

 

 

この場合はヘタッた部分を埋めたいとお考えに
なられてるのでご自身でヘタりが問題であると
気が付いていらっしゃる訳です。お尻が痛くて
硬い。だからそこにバスタオルを敷いて補完してるが
朝起きるとぐじゃぐじゃになるしお尻に
違和感があるからそういったものはないかとの
ご相談でした。

 

 

結論から言いますと

 

 

『そんな都合の良いものはありません』

 

 

ひょっとしたらそういう寝具はあるのかもしれません。
しかし、それは違和感を感じない硬さで今、使用している
寝具と馴染んで凸凹を感じず、ヘタリ部分の大きさに合い
尚且つ自分自身の寝姿勢にピタッとくる。そんな都合の良い
ものは無いかと思います。

 

 

これは新調した方が良いです。タオルを敷かないと
底付し上向き寝が出来ない状況は使わない方が良いです。
上向き寝が出来ないという事は腕のしびれや腰痛
首の突っ張り、肩が痛いなど色んな状況を引き起こします。

 

その時には是非、自分自身に合うものを選んでください。。
これが一番間違いがありません。
お話をお聞きしているととあるマットレスとしては値段が
かなり高額な割にあまり耐久性も乏しい様な感じのものでした。
値段が高額になると買い替えるのが惜しくなりますが
それは悪魔の囁きです。(^^;思い切って手放して快適な
眠りを手に入れて下さい。

 

 

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『あのホテルで寝た枕は最高だったわ！』

 

 

とそのホテルで寝た同じ枕を探して
買い求められる方がいらっしゃいます。
実際に弊店のお客様の中にも実際に気に入って
取り寄せて購入された方が何人かいらっしゃいます。

 

 

この時、その枕が自分に合ってよく眠れたとすれば
それはラッキー！。合わない事の方が大半です。

 

 

 

 

何故なら
そのベッド（マットレス）と枕と自分の体型（頭や首、身体）が
三位一体となりバランスが取れていたからです。
そして、普段とは異なる状況。ホテルは空調が整っています。
そして、旅や出張での宿泊は疲れていますので普段よりも
寝付きが早い（逆に眠れない事も…。）といった様々な要因も
重なり合います。

 

 

なので枕だけ買って家の寝具で使ったとしても
殆ど合う事はありません。だからラッキーなのです。

 

 

という事は
ネットや通販で『売れ行きNo.1枕！』『極上の眠りが出来る枕』
そんなキャッチコピーに惹かれて枕を買ってみても
それもなかなか合いません。合えばラッキーなのです。
それは先ほどの話と理屈は同じです。

 

 

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