寝具製作事例No.108『ねずみにかじられた羽毛ふとん』
2019年4月23日 / えびすやにあるもの, 寝具制作事例, 羽毛製品
ふとんって結構、ねずみにやられてしまうのです。
ネズミは歯が伸びすぎると物が食べられなくなり
歯を削る意味で硬いものをかじると言われていますが…。
『柔らかいはずのふとんが何故?』
何故なのでしょうね?(^^;
よくやられるのは押し入れや倉庫に入れっぱなしの
座布団。いざ、法事があるので使おうと思うと…。
かじられて穴が開いてるというケースがあります。
ですので定期亭にチェックを兼ねて虫干しをおススメします。
同様に押し入れに入れっぱなしのめん綿の
ふとんもよくやられてます。
今回の事例は
押し入れに入れてしばらく留守にしている間に
家にネズミが侵入してかじられた様です。
しかも、羽毛ふとんがかじられるのはえびすやへの
相談に関しては珍しいです。
少々の穴なら応急的に羽毛ふとん用の
補修布で塞ぐことは可能ですがあくまでも応急処置ですので
近いうちに次の対策を取られることをおススメします。
ちなみに針で縫い込まれる方がいらっしゃいますが
防ぎきれず針穴からでも羽毛は出てきます。
今回は使用年数を考えるとこの際に
羽毛リフレッシュをした方が良いケースでしたので
おススメさせて頂きました。
使用年数も長い事もあり
少々、ファイバー(羽毛から羽枝が千切れたもの)が
多かったので長持ちさせる為に補強も兼ねて
規定よりも羽毛を多めに充填しています。逆に羽毛の
状態が良い場合は少なめにします。
長年使うと嵩がなくなりドテッとした感じに
なってきますがふっくらとしあがりました。
生地が破れた、羽毛が吹き出してくる
そんな場合は『どうにもならない…』と諦める前に
一度、ご相談ください。羽毛価格が高騰していますので
リフレッシュをおススメします。逆にリフレッシュを
してもお金を掛けたのに…という場合もあります
(質と状態が悪い)ので現物を見せて頂ければ当店で診断
させて頂きます。
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タグ: ふとんをねずみにかじられる, ネズミ, 羽毛リフレッシュ, 羽毛診断