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『謹賀新年』深田部神社

2017年1月1日 / 丹後の神社, 神社・歴史

娘と一緒に今年最初の神社参拝へ行ってきました。

1929

1932

 

普段は手水に水が流れていないのでついついお清めを
するのを忘れておりました(><)

 

さて

 

地名は名を表すと言いますがここ深田部神社は
黒部小字深田なのだ。”泥深い田んぼ”という意味です。ここらは
湿地帯ということが伺えます。ここの奥の集落は『船木』
”船が来る”から来ているそうでこの辺りは深い入江でした。

 

そして黒部の”黒”は鉄を表していると思います。当時
の入江を挟んでの向かい側にある鳥取という集落には
5世紀から13世紀まで使用されたという巨大な製鉄コンビナート
遠所遺跡群鍛冶工房跡が見つかっています。そこからは
製鉄炉・鍛冶炉・炭窯・須恵器窯・竪穴式住居・掘立建物跡が
見つかり鉄原料から製品まで一貫生産体制だったことが解っています。
ここ弥栄町黒部には当時の丹後を伺い知る秘密がたくさん
ある場所なのだと思います。

 

1931

 

本殿は立派です!今日は神職の方がいらしており娘が

 

『何か音がする!お父さん怪しい人がおる!』

 

なんて言っておりました(^^;神職の方とお会いする機会など
滅多にありませんので今思うと色々とお話を伺っておけば
よかったと後悔しております(><)

 

深田部神社は丹波道主命の丹後平定後に
五穀豊饒を祈願して豊宇気大神を祀り、創建したといいます。
近くには黒部銚子山古墳というかなり大きな古墳があり
そこが丹波道主命の埋葬地とも・・・。セットで見に行かれると
面白いかと思います。

 

御祭神:豊宇気大神 、八幡大神 、天照大神、 天児屋根命
京都府京丹後市弥栄町黒部411  延喜式内社 深田部神社
 

 

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土蜘蛛が眠る場所でゴミ拾い『立岩』

2014年9月29日 / 丹後の古墳・史跡, 神社・歴史

昨日は京丹後市商工会青年部主催のイベントで
京丹後市内の小学生たちと海岸清掃をしてきました。
砂の上というのはなんと歩きにくい事でしょう…(^^;

疲れますね。そして日差しもつよいし…。
帰ってから仕事をするつもりが居眠りしてしまいました。

先日の台風の影響なのでしょうか?
例年に比べて目立ったゴミが少なめのようです。

休憩中の一コマ。
地元の少年野球チームのみんながユニフォームで
参加してくれました(^^)我ながら良い写真かと

これが『立岩』です。丹後の歴史的名勝ですね。

何故なのか?ここには『土蜘蛛』と言う鬼が封じ込められ
眠っている場所です。土蜘蛛は丹後の鬼伝説の鬼にあたります。
表向きには鬼は里に降りてきて悪さをする悪の象徴の様に
言われますがそうではありません。鬼は製鉄技術集団の事を
指しています。鬼の顔が赤いのは製鉄に火を使うからです。
丹後の製鉄技術を奪いに来たのです。

鉄の民。製鉄集団です。鬼が金棒をもってますね。
鉄を持ってるって事なのでしょう。

伝説上は…

大江山に、英胡(エイコ)・軽足(カルアシ)、土蜘蛛(ツチグモ)の
三鬼を首領とする多くの鬼が棲み、丹後はむちゃくちゃに
なっていた。そこへ聖徳太子の異母弟、麻呂子親王が鬼退治に
やってきたわけです。

土蜘蛛以外の鬼は討ち取られてしまいました。土蜘蛛は生け
捕りに…土蜘蛛は他の仲間の助命を懇願した。そこで出された条件。
一晩のうちに七体の薬師如来像を安置する寺を立てたら命を
助けるという。土蜘蛛は7つの寺を建て、その後この岩に封じ
込められたのです。

立岩のある丹後町間人(たいざ)。穴穂部間人皇女にちなむ地名です。
この皇女は聖徳太子の母です。蘇我氏と物部氏との対立を避けて
ここへやってきたとも言われています。丹後というのは物部氏が
繁栄していた土地。麻呂子親王が攻めてきて薬師如来像を安置
する寺を建てさせました。鬼退治伝説の側面には仏教を巡る
攻防戦もあったのかもしれませんね。

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天に向かう八岐の龍『霧宮神社』

2014年3月22日 / 丹後の神社, 神社・歴史

京丹後市大宮町に五十河(いかが)という集落が
あります。ここにビックリするような御神木がある
神社があります。

環境省巨樹巨木林データベース(そんなのがあるのにもビックリ)
にも登録されているそうです。単に大きさだけの話であれば
もっと大きな御神木があるかと思いますがこの杉が凄いことろは

複数に枝分かれしている所です。『八岐杉』と呼ばれる
くらいですから8本に分かれているのでしょうね?
(確認するのを忘れていて数えてないんです(^^;)

丹後の神社にも立派な御神木は沢山ありますがその
中でもこれはかなり凄いと思います。僕はこれを
見た時に素盞鳴尊がヤマタノオロチを退治するくだりを
思い出しました。御神木フェチの方がいらしたら是非
見て頂きたいと思います。

境内の中には三柱神社があります。この神社は元々、
ココから3km程奥に昔、『内山』という集落があり、
そこに鎮座しておりました。残念ながら今は廃村に
なってしまいましたが豊かな自然が残る素晴らしい
場所です。(内山のブナ林が有名です)その内山という
集落には五十日真黒人と言う長者が住んでたと言う
長者屋敷跡があるらしい。そこに雄略天皇に命を狙われ、
丹後に逃げてきた億計・弘計の二王子(後の顕宗天皇・
仁賢天皇)が匿われていたという伝説があります。
もっと暖かくなれば長者屋敷跡へリサーチに行って
みたいと思います。

話は霧宮神社から脱線しましたがこの霧宮神社には
丹後ではあまり祀られていない神が祀られています。
古事記の神産みにおいて伊邪那美命・伊邪那岐命の
間に生まれた風の神、志那都比古神(シナツヒコノカミ)
と志那都比売神(シナツヒメノカミ)。

風とくると鍛冶を想像してしまいます。製鉄には
風が必要です。高尾山の麓の集落ですから薪は
たくさんあるでしょうから、この辺りにもそう言った
伝承や遺跡などがあるのかもしれませんね。想像ですが

御祭神 級長津彦命、級長津姫命

京都府京丹後市大宮町五十河小字背戸道  霧宮神社(村社)


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