寝具製作事例No.203『羽毛ふとんリフレッシュ完成仕上がりました!』
2023年10月28日 / えびすやにあるもの, 寝具制作事例, 羽毛製品
10/11にアップした、寝具製作事例No.200『羽毛肌掛けふとんのリフレッシュは出来るのか?』でご紹介した羽毛ふとんのリフレッシュが仕上がってきました!なかなか良い感じです。
今回お預かりした羽毛ふとんは長年使っているのでそれなりの劣化はあるもののマザーグース級でしたので仕上がりが良いです。値段は抑えつつ、このマザーグース級のグースダウンの良さを活かすリフレッシュをしております。生地は軽くてソフトな風合いの綿100%の良質な80サテン、不足分を補うのは手頃な価格ですが大粒ダウンが採れるライオンヘッド種のグースダウンを使用。僕の見立てでマザーグースの持つ膨らみを活かす為、立体縫製のマチ高も少しカスタムさせて頂きました。そして、肌掛けふとんも良い感じです。リフレッシュに要した費用から考えるとかなり良い仕上がりです。
これも元々、いい羽毛ふとんを購入されているからです。いい羽毛ふとんを買った方が良い理由の一つにリフレッシュをした時に仕上がりもよく、長く良い状態で使えます。
ついでの話ですが羽毛ふとんのリフレッシュの時に
『どうせカバーを掛けるから生地は何でも一緒!』
実はこれ大きな誤解なのです。安い生地というのは綿ではなくポリエステルが使われます。そうすると吸湿発散に難が出てしまい、羽毛が持つ湿気を吸い込み湿気を吐く調湿機能が全然生かされません。羽毛ふとんの性能を落としてしまいます。綿だとしても安価な生地であればある程、生地が重かったり、硬くなります。元々、ソフトで軽い生地を使っていたならば、重くなったり、生地がゴワゴワするので肌沿いが悪かったり寝返るときにカサカサ音がしたりします。生地は寝心地にかなり影響を及ぼしますので元々の羽毛ふとんに使われていた生地を基準として考えられることをお勧めします。
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