大豆じゃなくてピーナッツでしょ!
2014年2月4日 / 丹後の歴史, 日々の話, 神社・歴史
昨日は節分でした。皆さんは豆まきを
されたでしょうか?
我が家では僕が物心つく時から豆まきの豆は
『ピーナッツです』
汚れないし、湿気らないのでオススメです。
ひょっとして我が家の豆まきは邪道ですか?(笑)
この日、子供たちの保育園でも節分の豆撒きが
行われました。娘を保育園に送り出すときに
こうお話をしました。
『みんな鬼は悪いって言うけど、ホントは優しいんだで。
だから、今日の豆まきはそ~っと投げてあげてーよ。』
丹後には所々、『鬼は~内!』と豆まきをする(しない?)
地域や家があります。鬼は地域の住民に悪さをして暴れると
いう事で征伐されたと昔話では言われています。
でも、鬼は額面通りにホントに悪者だったのでしょうか?
鬼を指しているのは『鉄の民』鉄を扱う人々だと
言われています。火を扱いますから顔も鬼の様に赤黒
かったのでしょうか。
鬼退治伝説の元は丹後の民が持つ製鉄技術の争奪戦であり、
それに負けた丹後の鉄の民が鬼として悪者にされて
しまったのだと思います。色々と諸説や見方はあるとは
思いますが単純に『鬼=悪』とは思えないので思わず娘に
そう言ってしまいました。
丹後には主に大江山を中心とした3つ目の丹後の鬼退治伝説
があります。その中で一番新しいもの源頼光の鬼伝説の中で
源頼光に撃たれた酒天童子(鬼)の最後に発した言葉
『鬼に横道なきものを』
鬼は人を騙したりしないという意味です。また、
丹後では豆撒きをしない家というのがあり、それは
『鬼に助けられた』から豆撒きをしないそうだ。
鬼は悪者どころか心優しき者なのかもしれません。
鬼も福も家の中で良いじゃないですか?(^^)
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