もう、かれこれ15年以上経ちますが嫁さんが子育て雑誌を見せてくれてそこで『子供をだっこするふとん』の存在をしりました。その当時、僕は寝具製作技能士ではなくふとんは全く作れず、針すら満足に使えませんので先代の親父に頼んでその雑誌に載っていたものを参考にして作って貰い、娘が生まれた時に実際に使ってみました。そりゃ~いいんですよ!
良かった点
- 新生児を抱けないお爺ちゃんやお父さんでも抱っこできる
- お母さんがこれを使って子どもを抱っこしていると
お母さんの匂いが付き、お母さんが居なくても赤ちゃんが安心する
- 子供をふとんのまま置ける。その時に目覚めにくい。
実際に使う期間は約3~4カ月くらいで首の座るまでの間です。その後は自然素材(綿100%)ですのでごろ寝の時の背当てに、授乳の時にお使いになられたり、お出かけの時のおむつ交換の時のマットとして…。色んな使い方をされてるとお客様からお聞きしています。中には子供さんが気に入りすぎて保育園に通う様になってもずっと抱えているなんてお話も聞きました。
その他にも『こんな使い方出来るよ!』と言うのがありましたらお教えて頂ければ有難いです。
(※現在、だっこふとんのカバーにはレースが付いていません)
その存在を知った当時は殆どこのふとんの存在を知られていない様でそれをお客様に簡単に伝わる様にえびすやでは『だっこふとん』と言っております。
その後…。
このだっこふとん(以下:だっこふとん)を作るのはふとん職人の親父の仕事でしたが親父が亡くなり僕が作る事になりました。その時、僕は寝具製作技能士という国家資格を取得していました。改めて、当時、参考にした雑誌をみて作ってみると。。。単純に綿を数段重ねて入れただけのものであり、綿を触るふとん職人のとしての作り方や考え方とは全く異なります。
ふとん職人は綿をただ重ねたものを単に中に入れるという事はしません。(他の座布団も敷ふとんも同じです)綿の扱い方があり、ヘタリ難い様に、中で綿切れや裂けない様に、キッチリと端まで綿を入れる…。色んな事を考えて作りますがそういう事は考慮されている様ではありませんでした。それが悪いと言う事ではなく普段、綿を触る職人としての立場で考えると簡単には済ませられないんです。
親父も職人的な考えで徐々に工夫を加えて作っていたと思いますが実際に『だっこふとん』を使って子育てをしていた僕が作る様になり、改良を重ねてより職人的、より使い心地の良い仕上がりになっています。それは自分自身が実際に『だっこふとん』を使って子育てをしていたので使う立場のイメージがあります。親父の作っていたものとまた僕の作っているものとでは使い心地や風合いが異なっております。
抱っこふとんは見た目は似てても実は中身(綿)の作りは全然異なりますし、綿もかなり質の良いものを選んでいます。綿なのでふわふわとしたいイメージを持たれるかもしれませんがソフトでありながらもモチッとクッション性が出るように赤ちゃんを置いた時に底付きし難く、過度な沈み込みがしないヘタリにくい様にと心がけてお作りしています。中綿はメキシコ綿100%側地は二重ガーゼ、カバーは同じガーゼでも昔ながらの製法で作る通常のガーゼに比べて強いオーガニックの和晒ガーゼでお作りしています。レースも含め綿100%です。(※昨今、原料や資材が高騰してきていますが極力価格を上げずに、お買い求め頂きたいのでレースを付けておりません)
これ、ホントに重宝しますよ!『だっこふとん』
赤ちゃん用寝具取り扱い一覧は→こちら
2022年8月~のだっこふとん新仕様について(仕様素材がアップグレード)→こちら
『使用事例』
◎子育て支援サークル げんき発信隊様、NPO法人子育てを楽しむ会様
子育ての文化研究所様等、各地の子育て支援をされてる方々にご愛用頂いております。
◎お客様の中には御出産のお祝いにとご友人、お孫さんに何度も
プレゼントをされてる方もいらっしゃいます。→記事
◎弊店のだっこふとんを推奨して頂いている子育ての文化研究所様
主催の講習会にてゲスト講師として赤ちゃんの寝具の製作実演・お話を
させて頂きました。→記事
◎推奨記事(ぜひ読んでください)寝具製作事例No.206『赤ちゃんが寝てくれません』
(寝具の素材には十分注意してください。赤ちゃんが寝てくれない事例が多数あります)
最後までご愛読ありがとうございます。宜しければクリックをお願い致します
メールでのお問い合わせはこちらからどうぞ
※docomo,au,softbankからのお問合わせはそのままメールをお送りいただくと返信が
届きません。お手数ですがパソコンメールを受信可能な設定にして頂くか、
gmail等、PCからお問い合わせ下さいますようお願い致します。