カテゴリー「寝具調整事例」の記事

寝具調整事例No.34『言い難きこともちゃんと伝える』

2019年8月9日 / えびすやにあるもの, ベッド・マットレス, 寝具調整事例, 敷ふとん,

8月に入ってからオーダー枕のご注文が増えております。
1人1人の身体・首・頭、そして敷寝具状態を考慮しながら
お作りするオーダー枕は10年以上前の開始当初に比べて
精度が雲泥の差なくらいに上がっております。

 

 

 

と言うのも当初はお客様からのクレームや苦情が
ありました。最初のうちはその原因が何かなど
解りませんでしたが年数を重ねて行くうちに
殆どコマーシャルはしておりませんが
お客様からのご紹介や噂を聞いて尋ねてこられる
方が増えてきました。

 

 

さて、
今回の事例はお客様とお電話で
事前に症状や状態、悩みなどを聞いて
おりましたのでほぼ何処に原因があるのかが
予め目星が付いておりました。

 

 

首や肩が痛い、首が突っ張る
肩こり、腕のしびれ、寝違い、腰痛や違和感…。
こういうケースで悩んでご来店される方が
大半なのですが結構な割合で、枕にも原因がありますが
敷寝具に原因があるお客様が多いのです。
敷寝具に原因がある場合、それなりに改善は
可能なのですがキッチリとは行きませんし、ヘタに
枕だけで何とかしようとしない方が良い場合も
あります。

 

 

それは敷寝具に原因があります。
それは寝具の劣化、そもそも合っていないのです。
合っていないと言ってもピンと来ないかと
思いますがこれが凄く重要な要素なのです。

 

 

 

とあるホテルに泊まるとします。
翌朝、腰が痛かったという様なご経験ありませんか?
それが身体と合っていないという事です。

 

 

 

お客様は枕でその問題を解決しようと
お考えになられてる方が多いのですが
枕だけではどうにもならない、問題が解決しない
という事をちゃんと伝えなくてはなりません。
そうしないと事の本質が何なのか判らないまま
枕を購入させる事になり、そして問題も
スッキリと解決しない…。無駄に買った枕と
モヤモヤが残ってしまうだけです。

 

 

そのうえで
今の寝具環境で何処に問題があるのか?
生活習慣なども悩みの種になっていないか?
そういった原因をちゃんと把握したうえで
改善方法をお伝えしなくてはなりません。
何故なら、困っているからえびすやに来られた
訳ですから。そのうえで枕をお作りしています。

 

 

 

枕を求めて来ているのに
敷寝具の話に及び、そこに問題があると
お話するわけですから中には怪訝にお感じに
なられる方もいらっしゃいます。以前は
躊躇しておりましたが(こういう事が誤解や
クレームに繋がります)今は出来る限り
解りやすく、丁寧にお伝えしております。
今まで寝具業界が枕先行で来ていた為
皆さんに誤解を生んでいる事も否めません。

 

 

 

前置きが長くなりましたが今回のお客様は
ご自身のマットレスがヘタっているかどうかを
確認する方法をお伝えし、お作りした枕が
店で寝た時と家で寝た時の差が恐らくこの様な
感じになる事を説明して枕をお作りしたら

 

 

 

マットレスに原因がある事を
実感されて敷寝具をお買い求めに来られました。
ふとんは家電製品の様に電源が入らない
画面が映らないと言ったような寿命が判り難いもの
ですからマットレスや敷寝具がダメな状態になっている
と言うのが理解しにくいのです。その状態になると
身体が悲鳴を上げて様々な症状を引き起こす訳ですが…。

 

 

 

女性のお客様でありましたが
硬めのマニフレックス・メッシュウイングをベースに
敷寝具調整をさせて頂きました。こういった
寝具は上に薄いシーツ、敷パットを乗せて
寝る事を推奨しているケースが多いですが
ウレタンの上に直接眠る事は蒸れの原因ですので
止めましょう。

 

 

 

この上に綿・ウール・らくだなどの素材の寝具を
色々と試しながら調整しました。えびすやの敷寝具は
同じ、素材でも充填量が様々、また中綿の製綿の仕方や
縫製の仕方に変化を付ける事で各々の身体に合う
様に調整していきます。ですのでえびすやではマットレスや
敷寝具に売れ筋アイテムと言うのは存在しません
合うものは人によってそれぞれですし予算も違います。
なので実にバラバラなのです。

 

 

 

マットレス・敷寝具が決まると
前日にお作りした枕は微調整を施し
お買い求めいただいた敷寝具により
合う枕とさせて頂きました。

 

 

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寝具調整事例No.33『貴方のマットレスは柔らかい?硬い?』

2019年7月25日 / えびすやにあるもの, ケット・パット, ベッド・マットレス, 寝具制作事例, 寝具調整事例,

これっていきなり質問されると
答えられないですよね?

 

 

 

何に基準を置いて柔らかいのか?硬いのか?

 

 

 

これだけが要素ではありませんが
これって非常に重要な事です。
では基準はなんなのか?

 

 

 

『自分の身体に合っている』

 

 

 

という事。それによって枕であったり
その上に乗せる敷ふとん・敷パットの類が
変わってくるわけです。

 

 

 

 

 

先日、オーダー枕をお作りしたお客様。
肩こり。首の突っ張り、眠りが浅い…。

と言った悩みをお持ちでした。

 

 

 

まずは、自身の身体に合う状態のマットレス&敷パットを
体験して頂いたうえで今現在のマットレスは硬いのか
柔らかないのか?反発性?などを確認して頂きました。
今現在、使っておられるマットレスはかなり硬い。
まだ使用しだして約3年でシッカリとしている。

 

 

 

 

本来はご自宅まで伺い使用しているマットレスを
確認するのが一番良いのですがそうもなかなか
いきません。(そうするケースももちろんあります)
その感覚が基準となります。それに、自身が
お使いの敷寝具を持参して頂き、マットレスと
合わせ調整しました。頭・首・身体の形状、横向き寝の
状態を合わせるとずいぶん楽そうに寝れてますとの
事でしたのでそのままお持ち帰りいただきました

 

 

 

後日…。

 

 

 

首の圧迫がきつくて頭痛などで辛いとの連絡を頂きました。
これは原因があります。これはお客様が硬いと思っている
マットレスは実は柔らかく沈んでいたのです。でもお客様は
硬めを購入されています。これは…。使用年数が
短いですがヘタリが原因の可能性です。どこの製品か
尋ねると想像とドンピシャリ!実はよくあるケースです。
使用年数が短いわりにヘタリが早い…。(お客様との
やりとりで割合多い事例です。)

 

 

 

 

今回は応急処置的な秘策をお教えし
今のマットレスが使えるところまで使い
腰や首などに違和感を感じたら寿命と考え
買い替えをおススメしました。

 

 

 

 

上向き寝がスムーズに出来ていないのであれば
柔らかすぎるのか?硬すぎるのか?ヘタっているのか?
恐らくこの3つのどれかです。(他にも要素が
ありますのでこれだけではありませんが大まかに)
横向き寝やうつ伏せ寝は身体へ負荷が掛かる
睡眠の質を下げる寝姿勢ですので上向き寝が
出来ず、腰・首・腕・肩などに不具合や眠りが
辛い場合は何処かに原因があると疑ってみて下さい。

 

 

 

 

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枕を買う前の大事な話

2019年7月8日 / 寝具調整事例, 敷ふとん,

昨日のニュース。
ドイツ銀行がリストラ18,000人!
EU最大級の銀行ですよね?
先日のトランプ大統領の北朝鮮電撃訪朝も
凄かったですよね。誰も知らないところで
何か大きな地殻変動でも起きている
のでしょうか??

 

 

 

さて
枕の話です。

 

 

 

 

 

 

えびすやでは10年以上前から
オーダー枕を作らせて頂いています。
様々なお客様に枕をお作りしてきたから
解る事と言うのがあります。

 

 

 

とても多いのが

 

 

 

『枕さえ変えれば何とかなる!』

 

 

 

眠りにくい環境から脱する事が出来ると
考えておられるケースが多い。または
薄々ダメだと気付いてて希望的観測を
持っておらたりします。

 

 

 

 

枕さえ変えればなんとかなるは
半分正解で半分間違いです。

 

 

 

半分正解と言うのは敷寝具が自分自身に
とって適正なものを使っているという
前提で『枕さえ変えればなんとかなる』は
ほぼ正解なんです。

 

 

ところがです。
敷寝具が全然自分に合っていない場合
枕をいくらその人に合う様に作ったと
しても合いません。

 

 

例をあげますと
うつ伏せに寝ている人に
枕を合う様に作ったとしても
その人のうつ伏せ寝は止まりません。
なのでその人の抱えてたうつ伏せ寝に
よって起こる寝違いであったり
首の痛みやだるさ、肺を圧迫する
事による眠りの浅さは改善される
事はありません。

 

 

 

うつ伏せ寝をする理由は別の
理由があるからです。それなにの
自分に合う枕を作ったとしても
意味が無いのです。合う枕を作る
前にうつ伏せ寝ではなく上向き寝が
出来る様にすることが先です。
(上向き寝が一番身体に負荷が掛かりません)

 

 

 

最初、オーダー枕を始めた時に
頭や首の形に合う様に作れば合い
快適に眠れると思っておりました。
確かにピタッと合い、よく眠れる様に
なったと言われる方は普通に枕を
販売していたころよりも増えましたが
その反面、わざわざ作っているのに
全然合わないと言われる方も
結構、いらっしゃったのです。

 

 

最初は解りませんでしたが
気付きました。店内でピタッと調整しても
お客様の使っている寝具と異なるので
感じ方が違うのです。店内に置いている
マットレスはサンプルなのでヘタリが
ありませんがお客様のマットレスは
ダルダルにヘタっていたり
フローリングの上に一枚、煎餅ふとん
敷いて寝ていたりします。

 

 

 

そう、条件に差があるのです。
極端に差があれば極端に狂います。
でも、お客様の条件に合わせて
枕を作れば解決するのか?
それが先程のうつ伏せ寝の話です。
合わしてもどうにもならなかったり
思うほど改善されない事が多々あります。

 

 

 

お客様の敷寝具に合わせて枕を作ったり
用意したりするのではなく、まず
お客様の敷寝具をご自身の身体に
合った状態にすることが必要です。
それから枕を合わせて行くとピタッと
来るのです。

 

 

 

では
その人に合った状態とは何か?
これが解るまでには相当時間が掛かりました。
と言うのもこんな事を知ってる人が居ない。
聞く人が居ないのです。

 

 

 

ただ、突き詰めて
行くと同じふとん屋仲間の言葉や
お客様の会話にヒントが含まれてたり
合わせている時に注意を払っていたりすると
気付きがあったりします。それを手繰り寄せて
積み重ねてきた次第です。その途中の過程では
満足行く結果を出せなかったりご迷惑を
掛けてたりしたかと思います。

 

では何が大事なのか?
自分に合う敷寝具(マットレス・敷パット・敷ふとん)に
する事、人の身体は十人十色なので
これを買えば間違いないという寝具は
実は無いのです。売れている寝具でも
当然、賛否両論があります。

長くなってきたので続きはまたの機会に
お話したいと思いますが
大事なポイントは枕ばかりに結果を
求めない事です。と言うのは寝具は
枕だけでは無いのです。枕に過大な期待を
寄せて、買っては合わず、買っては合わず…
何個も何個も押し入れに枕を抱え
やがて枕を諦め、我慢して寝ている…。
そういう方、結構いらっしゃるんです。

 

 

 

枕難民から卒業するには
枕にだけが原因ではなく
枕にだけ結果を求めず
寝具、全体を考える事です。
何処に原因があるかが判らずに
寝具を買っても解決はしません。

 

 

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ふとんのえびすや
京都府京丹後市峰山町呉服6
(京都銀行峰山支店前)
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営業時間:AM9:00~PM7:00

 

 

Gamada Hidemasa

 

睡眠や寝具の事はプロの目線で、丹後の神社や
歴史の事はよく理解せず書き綴っております。
寝具製作技能士、上級睡眠健康指導士
羽毛診断士(ダウンプロフェッサー)等の
資格を持ってます。お気軽にご相談下さい。
お越しの際には連絡を頂けると幸いです。

 

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