昨日の続き羽毛の話

2018年11月12日 / えびすやにあるもの, 寝具のこと, 敷ふとん, 綿製品

 

仕立てが込んでおりお届けに時間を要しましたが
ようやく、配達に伺う事が出来そうです。

 

 

 

 

この二枚の綿の敷ふとんパッと見は
同じ様に見えます。しかし、中身が全然異なります。
一方はインド綿の新綿で一方は打ち直し綿です。
見た目は同じように新品になります。お預かりする
綿の状態や質が良ければ打ち直した綿でも
仕上がりは良いですが…。状態・質が悪いと
仕立て直しても綿にコシが無く頼りない感触です。
実際にヘタリも早いです。その為に状態を見ながら
新しい綿を足していきますがやはり元の状態が
良いに越した事はありませんね。

 

 

 

 

 

さて、
昨日の記事、アクセスが案外多かったので
羽毛の話の続きをしたいと思います。

 

 

 

 

どんなものでも同じような事があるかと
思いますがコストがかさむと何処かで抑え様と
しますよね。それが素材に向かうとそのものの
品質が落ちてしまっても当然です。その一つが
昨日の”グルーダウン”同様色々とあるわけです。

 

 

 

 

(※えびすやではポリエステル混の生地は使用しませんので現物はありません。これは綿100%でイメージです)

 

 

 

 

 

安価な羽毛ふとんをよくみて見て下さい。
殆どポリエステル混、もしくはポリエステル100%の生地
だったりします。これはコスト削減のために使用しています。
これはふとんカバーも同様で安価なものによく使われています。

 

 

 

 

この生地には安価な事ともう一つ、製造の上で
メリットがあります。それは生地が軽い(ポリエステルの混率が
高ければ高いほど)のでよく膨らみます。羽毛ふとんの
製造コストを抑える為には当然、中に充填する羽毛も
質の悪いものを使用しますが生地が軽いので
少な目に充填してもそれなりに膨らみますのでここでも
コストを下げる事が出来ます。

 

 

 

しかし、こういう所ばかりを追いかけて行くと
ドンドン使い心地や保温力は落ちて行きます。
えびすやではポリエステル生地の羽毛ふとんを
扱わない理由は

 

 

〇ポリエステル生地には吸湿性が無い
〇通気性が悪い

 

 

 

 

という事は羽毛は暖かさだけではなく
吸湿発散に優れる寝床内の湿度を調整して
くれる働きがありますがその羽毛の持つ
良さが活かされず、蒸れます。それに
ポリエステル混のカバー、アクリル毛布…。
寝汗酷くなるんじゃないでしょうか?
それに静電気も起きやすくなります。

 

 

 

安価な事はメリットですが
それには訳があるということなのです。

 

 

 

 

 

 

 

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Gamada Hidemasa

 

睡眠や寝具の事はプロの目線で、丹後の神社や
歴史の事はよく理解せず書き綴っております。
寝具製作技能士、上級睡眠健康指導士
羽毛診断士(ダウンプロフェッサー)等の
資格を持ってます。お気軽にご相談下さい。
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