羽毛ふとんの側地についてお問い合わせを頂いてます。
2019年11月9日 / 寝具のこと
先日、ねこじゃらしさんに掲載して頂いた
広告に関してお電話やご来店されてご質問を
頂く機会がちょこちょこありましたのでこちらで
解説をさせて頂きたく思います。
Q.
何処を見たらポリエステルかどうかが解りますか?
A.
広告のスペース上割愛しておりますが品質表示タグを
見ると『ふとん側』という項目があります。丁寧な
ものは裏地と表地を別々に表記してあります。ここに
ポリエステルが含まれていればポリエステル混の側地です。
Q.
ポリエステル混の生地の羽毛ふとんはどうして
安価なのでしょうか?
A.
生地代が綿100%のモノに比べてかなり安く
そもそも、羽毛ふとんを販売価格を抑える事が
目的ですから中身の羽毛も品質の高いモノは
使いません。販売価格を押し上げてしまうからです。
Q.
ポリエステル混の生地の何が問題ですか?
A.
〇吸湿性が悪い
〇通気性が悪い
〇だから羽毛の吸湿発散性が活かされない
〇羽毛が吹きやすい
〇静電気が起きやすい
〇蒸れやすい
Q.
カバーを綿100%にすれば改善されますか?
A.
ポリエステル混のカバーを掛けるよりは良いですが
だからと言って改善されるほどの効果はありません。
Q.
こういった羽毛ふとんは耐久性がありますか?
A.
そのものをみて見ないと何とも言えませんが
価格を抑える事が主目的なので未熟なダウンを
使用している事が考えられます。その場合は
ヘタリが早いかと思われます。
これらの欠点が解決されればこういう生地も
ありかもしれませんがどうしても綿100%に比べ
肌に馴染みにくいですよね。
良いモノはメンテナンスをキッチリと
すれば長く快適に使えます。長い目で考えると
結果、安く、満足行く使い心地が得られる
んじゃないかと思います。
えびすやの得意な仕事
羽毛ふとん・枕・綿ふとん、オリジナル寝具オーダー等の製作事例は⇒こちら
1人1人の身体に合わせ寝易くする寝具調整の事例は⇒こちら
ムートン職人が目利きをした価値あるお値打ちのムートンとメンテナンス⇒こちら