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寝具調整事例No.63『羽毛布団サイズ調整。ダックよりもグース』

2021年7月8日 / えびすやにあるもの, 寝具制作事例, 寝具調整事例, 掛ふとん, 羽毛製品

お客様から羽毛ふとんのリフレッシュの
ご依頼を受けた羽毛ふとんは約7年前に
弊店にてリフレッシュをお受けしたものでした。

 

 

リフレッシュの時期と言えば時期ですが
リフレッシュにしてはまだ早いとも言えますが
2度目という事と一年を通して長めに使って
おられる事もあり、ヘタリ感、と1度リフレッシュを
していますのでファイバー(羽毛が千切れたもの)が
目立ちますが悪くはありません。

 

 

よくよく、お話を伺うと
ダブルサイズからクイーンサイズにサイズアップを
して欲しいとのご依頼でした。7年目というのと
ヘタリ感が出ていますので長期的な目で見ると
羽毛ふとんにとってリフレッシュは丁度良い時期でもありました。

 

 

生地は従来と同じ80サテンでお作りしています。
良い感じで羽毛が回復しました。

 

 

ここでハッキリと差が出るのがダックとグースの差!

 

 

これが同程度のヘタリ具合だとして
ダックであるなばら回復具合はグースに劣ります。
ダックであれば二度のリフレッシュは厳し

かったかもしれませんね。
グースの方が羽毛の耐久性が高いのです。
メンテナンスをし長期的に使う事を考えれば
グースを使った羽毛ふとんをお勧めます。

 

 

羽毛布団を選ぶ基準。

 

①生地はポリエステルのものではなく綿100%
②中身はダックよりもグース
③グースよりもマザーグース

 

この3つは結構大きく差が出るのでポイントです。
②に関してはリフレッシュをしたときに
結構、ハッキリと出てくるのを何度も目の当たりに
しています。予算が許すのであれば出来るだけ
グースをお勧めいたします。

 

 

今回のご注文分もシッカリと回復いたしました。

 

 

えびすやの得意な仕事

 

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寝具製作事例No.146『ダックよりもグース』

2021年1月17日 / えびすやにあるもの, 寝具制作事例, 羽毛製品

こんにちは。
ここ数日、よいお天気が続いておりましたが
先程、霰が降っておりました。また冷え込みが
きつくなるのでしょうか?

 

 

さて
今日は羽毛ふとんのリフレッシュです。

 

 

 

20年以上前にご購入された羽毛ふとんです。
触ってみた感じでは大分、皮脂汚れが回り
羽毛の弾力が失われているようでしたが使えると
判断し、開封しました。

 

 

 

 

中身は表示通りのホワイトグース90%のものが
充填されています。中身を見た時、メーカーに
よってはかなり下駄を履かせた表示をする会社があります。
長年こういう仕事をしてると傾向があります(^^;

 

 

20年使用している割にはファイバー(羽毛が千切れたもの)は
少なく状態はそこそこですが皮脂が回り羽毛がピリングが
見受けられます。このまま放っておくと劣化も進みますので
リフレッシュをするには良い機会です。

 

 

 

リフレッシュをするにあたりふとんを解体し
不要な壊れたダウンやゴミなどを除塵し
洗浄、乾燥、また除塵と羽毛が綺麗にふっくらと
膨らみを取り戻すまでの過程において
かならず羽毛は目減りします。劣化が進んで
いればいる程、さらに目減りします。

 

 

目減りした分は新毛を補充するわけですが
その時に元々入っている羽毛よりも品質が大きく
劣るものを充填することはあまりお勧めしません。

 

 

 

ちょっとわかりにくいかもしれませんが
どちらもホワイトダックダウンなのです。
粒の大きさが雲泥の差です。同じ量を足したと
して、想像してみて下さい。膨らみ方に差が
出ることは容易に想像できるかと思います。

 

 

当然、価格を抑えれば抑える程
充填する羽毛の質も落ちてきますので
だいたい、同レベルくらいもののを充填するのが
よいかと思います。ですので中を開けて
ちゃんと目利きをするというのは大事な事なんです。
また、洗浄して綺麗にふっくらとさせても
やはり長年使い込んだ羽毛ですので補強をする
意味もあります。

 

 

 

 

今回はグース並みのパワーがあるマザーダックダウンを
充填しております。価格を抑えつつ、元々充填されている
グースダウンとほぼ同じ、もう少し良い品質のものを
充填することになりました。

 

 

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ふとんは農産物加工品であり料理です。

2016年4月14日 / えびすやにあるもの, 寝具のこと, 羽毛製品

と書いてしまうと『えっ!』と思われてしまうかもしれませんが
実はそうなのです。えびすやの扱うおふとんは間違いなく農産物加工品です。

 

どうしてかと言いますと自然素材だからです。綿もウールも
羽毛もシルクも・・・。全て育てられたものです。野生のものでもなければ
石油から作られているものではありません。(勿論、そういう素材も寝具の素材です)

 

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厳密に言うと採れた時期や年によって品質にバラつきが出てきます。
それは天候や環境に左右されるからです。羽毛でお話をしますと
良い産地だと言われているポーランドやハンガリーなどはこのバラつきが
少なく品質が安定しています。

 

紅茶で有名なリプトンは品質(味)を一定に保つためにブレンドをする
そうです。これもバラつきを回避する方法かと思いますが、えびすやでは
品質が落ちたと感じたら定番から外し
他の羽毛に切り替えたりします。
お値段そのままで品質がUPするのなら
大歓迎なのですが…(笑)

 

 

写真の様にふとんを広げてる時にお客さんが来られると
何してるのと?びっくりされることがあります。

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定期的にお店の在庫の羽毛ふとんをこうやって広げて放置して観察しています。
同じ羽毛ふとんでも季節に寄って膨らみ方が変わります。それは羽毛が呼吸を
しているんです。湿度の影響をうけているからです。ということは汗をかいたときに
羽毛が汗を吸湿し、寝床内の湿度をコントロールしてくれるから快適なのです。
自然素材は生きています。

 

中身の羽毛も側地も農産物です(えびすやの羽毛ふとんの側地は必ず綿100%)
これを料理(縫製)すると羽毛ふとんが出来上がるのですがこの料理の仕方で
美味しくも不味くもなるわけです。

 

えびすやでは写真の通りにマス目は細かく取ります。それはフィット感を高め
隙間を無くすことで保温力を高めるためです。この縫製の仕方も使う羽毛の量や
側地、どんな風に使うかで変えていきます。余談ですがお客様によく尋ねられるのが

 

『ツインキルトの羽毛ふとんは置いてますか?』

 

解りやすく図にしてみました。上手くありませんが(^^;

 

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こんな感じです。
キルトのパターンが異なる2層で出来ているキルトです。
厚みが増し暖かいと言われるのですがえびすやでは扱ってません。
真ん中に生地が一層増えるため、重くなる事。羽毛が吸収した
湿気が抜けにくく成ること。沿いにくくモゴモゴする(←これは僕の感覚です)

 

良い素材を選び、上手に料理をすれば美味しいく出来上がります(^^)
良い素材も実際に目で見てみないと解りません。写真の左は
中国産福建省産の漢方用にジックリと長期飼育されたダックダウンを
使っていますが下手なグースより粒が大きく毛足が長いので保温力があります。
ダックだから、中国産だから・・・。ではなく良い物は良いんです。

 

 

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