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寝具製作事例No.117『羽毛ふとんをカスタム3つのご依頼』

2019年6月27日 / えびすやにあるもの, 寝具制作事例, 寝具調整事例, 掛ふとん, 羽毛製品

羽毛ふとんのリフォームとリフレッシュです。
それなりに年数も経っている事による羽毛の
リフレッシュ及びリフレッシュと同時に3つの
ご依頼を頂きました。

 

 

 

①羽毛充填量を増やしてほしい
②増やすにあたって重くならない様に
③吸湿発散の良い生地で

 

 

 

のご希望がありあました。さてどうする?
カサ高170㎝オーバーの品質の良い羽毛ですので
十分にリフレッシュに値する羽毛です。

 

 

まずは①充填量を増やす事。元々十分な量が
入っているのですが年々、寒さを感じる様に
なったとの事。それは加齢とダウンのヘタリ
でそうお感じになられた様です。

 

 

新毛ではありませんので今後の劣化を加味
して若干、元重量よりも増やしました

 

 

 

 

同じ縫製で単に重量を増やすとふとん全体が
硬くなり身体に沿わなくなりますので縫製に
修正を加えます。生地の重さ、縫製ダウンの
パワー、充填量のバランスは重要なんですよ!
使いにくくなります。

 


②、③の課題
吸湿発散に優れる生地です。
水を垂らすとジュワ~と染み込む素材。
生地が脱脂してあります。吸湿発散に
優れる上に洗濯耐性がある強い生地。
汗っかきの高校生の息子さんやお父さんなんかに
適しています。






元々、この生地はツイルと言って重めの生地
しかなかったのですが60サテンでも
お作り出来る様になりまいた。(えびすや定番生地です)
それにより、羽毛を増やした分よりも全体で見ると
若干軽めになりました。

 

 

元がマザーグースを使っている事もあり
ボリュームがあります。早めにリフレッシュを
して下さっていますので羽毛のダメージも少なく
回復がとても良い感じです。これ、新しく新調すれば
倍以上の値段が掛かります。品質が良く、状態の
良い羽毛は断然、リフレッシュが良いですね。



例えば、結婚の時に買われた品質の良い羽毛ふとん
10年以上経てばリフレッシュ時です。これを
ズルズル使い続けて20年経ったとします。
この10年の間に羽毛の劣化はかなり進みます。
10年でするのと20年でするのとでは全然違います。
20年の場合は出来ないケースもありますし
出来たとしても10年と同じ様な回復はしません。

 



これは丸洗いのクリーニングをしたからと言って
回復するわけではありません。クリーニング
仕立ての時は確かにふっくらとしますが羽毛が
絡みだしている場合、余計に酷くなります。

 

 

早め早めのメンテナンスがその後の寿命や
使い心地に大きく影響します。そして、意外に
思われるかもしれませんが羽毛ふとんを日干し
してる方が羽毛の状態は良いです。ふとんには
日干し✖って書いてあるのに…。(^^;

 

 

えびすやは単にコースから適当に選び
決められた範囲内の工程で決まった仕上げを
する一般的なリフレッシュではなく羽毛の
状態を見て工場へこうして欲しいという
依頼をプラスしたり、お客様の要望を加味して
カスタマイズをしています。出来るだけ良い
状態でお返ししたいと思っております。



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寝具製作事例No.115『敷ふとん仕立て直しに掛けふとん用の綿が』

2019年6月19日 / えびすやにあるもの, 寝具のこと, 寝具制作事例, 敷ふとん, 綿製品

柿渋染めシーツの製作もそろそろ最後の染めかな?と
いう感じになってきました。いい感じです(^^)
ちなみにこれで7回目の染めです。

 

 

濡れてるので太陽光でちょっとオレンジ色っぽく
なってますが実際はもう少し暗い感じになりますね。

 

 

柿渋染めは一気に深い色を出すのは難しいんです。
ムラムラになりますし、また硬くゴワゴワにもなります。
回数を重ねると深みが出ますが手間と時間、
柿渋の液が沢山必要になりますね…。(^^;

 

 

さて…。

 

 

こういう事、ちょこちょこあるんです。
と言うのは掛けふとん用の綿で敷ふとんが
仕立ててあるケース。何故か結構見掛けます。
基本的に掛けふとん用の綿はメキシコ綿。
これを使う場合は太いポリエステルや
インド綿がベースにブレンドしてあるのが
一般的なのですがそういうケースがあります。
えびすやは通常こういう事はしません。
安価な綿以外は基本、インド綿ベースの綿を
使います。

 

 

ただ、綿は良質でした。う~ん。本音を
言いますとこれで合掛けふとんなんかを
作りたいところですが…。太いポリエステル綿
を混ぜて打ち、バッドパッド用の厚みの
ものを通常の敷ふとんの厚みにしてほしいとの
ご要望でしたので綿の不足分はインド綿を
シッカリと足しました。

 

 

出来る限り、良い状態にしてお返ししたく思って
おりますので場合によっては良くなる見込みが
ない場合(直ぐにヘタるなど)はお断りをする
場合があります。今回もお布団を2枚預かりましたが
一枚は綿の劣化が進み綿の油脂分が抜けて
いましたのでもう一枚分の綿の良さの足を引っ張り
かねないので一枚は処分させて頂きました。

 

 

羽毛ふとんのリフレッシュ同様、綿ふとんも
目利き致しますのでご遠慮くご相談ください。
ご相談は無料です。その他、ムートンのメンテナンス
その他、クリーニング、手入れの仕方
カビが生えたなど…。困ったことがあれば
ご相談ください。

 

 

 

 

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メンテナンスはするべし

2014年10月11日 / えびすやにあるもの, 寝具のこと, 羽毛製品

お客様からお預かりしております本麻敷パット
大分、洗うことが出来ました。台風が来るらしいので急いでます。
お願いだから日本横断なんて勘弁して下さい(~_~;)

勿論、使うのはいつもの様に液体シャボン玉石けん、クエン酸などを
使って、桶で一枚一枚、手洗いをさせて頂いております。

干す時はシッカリと伸ばし、自然乾燥。乾けば畳んで
お客様ごとに袋に入れて名前を書いております。

長く使い続けて側地が擦り切れて破れた場合には
生地を貼り直してお使い頂けます。(^^)
とてもいい寝具なので出来るだけ長く、心地よく
使って頂ければと思っております。

ただ…。麻綿がタップリと入っていますので水を
思いっ切り吸い込んだ本麻敷パットは

『むちゃむちゃ重い!(><)』

腰を痛めないように気をつけます。

最近、夜が寒くなってきましたので我家もソロソロ
羽毛ふとんを使おうと思ってケースから出して日干しを
しております。これも使い始めてかなり経ちますので
そろそろ、羽毛のリフレッシュが必要になってきました。

羽毛ふとんは天日に干してはダメ!

と一般的には言われております。確かに天日に干すと
紫外線により側地が劣化しますのでそれを懸念しての
陰干しを推奨しての事だと思います。

しかし、羽毛にとっては干した方が良いですね。

羽毛のリフレッシュでお預かりする羽毛ふとんを見てますと
あまり干していない羽毛ふとんと定期的に干しているものとは
羽毛の状態に差が見られます。それは他の寝具でも
同じようなことが言えます。湿気を含んだままでは不衛生です。

先程の紫外線の劣化を防ぐ方法はカバーを掛けたまま干す!
そうすることで紫外線を防ぎ、汚れを防いでくれます。
天気の良い日であれば羽毛ですと1時間くらいで良いです。

冬場は天候が悪く、干しにくい時はストーブなどで温まった
部屋に椅子の上に掛けるなどして干しておくと抜けます。
羽毛は放湿性に優れていますので(^^)また、布団乾燥機
などを軽く掛けるのも良いでしょう。綿ふとんは放湿性が
弱いので布団乾燥機は重宝します。特に敷ふとんはシッカリと
湿気を飛ばしてやりましょう!

メンテナンスは大事ですよ~!

 

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ふとんのえびすや
京都府京丹後市峰山町呉服6
(京都銀行峰山支店前)
定休日:ほぼ無休(不定休)
※御来店前に連絡を頂けると幸いです
営業時間:AM9:00~PM7:00

 

 

Gamada Hidemasa

 

睡眠や寝具の事はプロの目線で、丹後の神社や
歴史の事はよく理解せず書き綴っております。
寝具製作技能士、上級睡眠健康指導士
羽毛診断士(ダウンプロフェッサー)等の
資格を持ってます。お気軽にご相談下さい。
お越しの際には連絡を頂けると幸いです。

 

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