羽毛ふとんのクリーニング

2021年5月27日 / 寝具のこと

 

 

先日、手洗いした羽毛ふとん
天日干しを繰り返し、しっかりと湿気を抜きました。

 

 

 

 

洗濯をしてふっくらとしました。

 

僕は自分自身で羽毛ふとんを洗うことがありますが
基本的にウオッシャブルに対応しているものを洗っています。
そしてできる限り負荷を掛けない様に押し洗いをし

脱水時間も短めで天気の良い日に出来るだけ素早く乾かせる
様にしています。単に洗濯機に放り込んで後は待つだけ
という事ではないんのです。

 

ウオッシャブル対応で肌ふとんなどの薄いものであれば
洗濯ネットに入れてふとん洗いモードなどで洗えば
洗えると思いますが基本的にはプロに任せる方が
無難だと思います。(業者さんによって上手下手はありますが)

 

 

経験上、側生地や中の羽毛の質や状態によって
洗いを繰り返すと吹き出してきます。種類によっては
3回目くらいにチョロチョロとファイバーが出てきます。
比較的強い生地で我が家で洗って試したものでも
6回目からチョロチョロと出てきました。また生地の
劣化が進んでいるものも破れが生じる可能性があります。
ウオッシャブルの生地でもポリエステルのものは
洗わなくてもフェザーが普通にチョロチョロと出てきたりします。
そして通気性が悪く吸湿発散も良くないので基本的に
ポリエステル生地は羽毛の良さが全く活かせないので
洗えるといってもお勧めしません。

 

 

中の汚れを綺麗にするという意味では洗濯は
おススメしますが洗うことによって生地のふきどめ加工が
緩んできて羽毛が出てきやすくなります。洗うという事は
羽毛が出てきやすくなるという事を意識しておきましょう。

 

 

通常はマメにカバーの交換、日干し(カバーを掛けたまま
すると紫外線を防げます)これらが基本です。そして
4~5年に一度くらい洗い、10年くらいを目安に仕立て直すのが
よいかと思います。シッカリとメンテナンスをされている方は
10ねん近くたっても羽毛の状態が良いです。逆に羽毛ふとんを
頻繁に洗うことによって羽毛がカラミあい、
ピリングを起こしているものもあります。また、その業者さんの
洗い方にもよるかと思いますが乾燥が強いと見た目よく
ふくらみますがダウンが壊れやすく、油脂分が奪われると
これもダウンが劣化する原因になります。

 

 

毎年洗うというのは羽毛ふとんを劣化させる原因になります。
そんなに洗う必要はありません。

 

まとめ

 

〇無理に自分で洗おうとせずプロに任せる
〇頻繁には洗わない。洗うことによるデメリットがある
〇頻度は4~5年に一度でOK。10年を目安にリフレッシュ

 

 

 

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Gamada Hidemasa

 

睡眠や寝具の事はプロの目線で、丹後の神社や
歴史の事はよく理解せず書き綴っております。
寝具製作技能士、上級睡眠健康指導士
羽毛診断士(ダウンプロフェッサー)等の
資格を持ってます。お気軽にご相談下さい。
お越しの際には連絡を頂けると幸いです。

 

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