寝具製作事例No.157『二枚の羽毛ふとんを二枚に三枚に』

2021年5月17日 / 寝具のこと, 寝具制作事例, 羽毛製品

今回のお客様からのご相談。

 

シングルサイズの羽毛ふとん一枚と
ダブルサイズの羽毛ふとんを一枚で
シングルサイズの羽毛ふとんを
2枚、3枚作れませんか?とのご相談。

 

 

通常、羽毛ふとんのリフレッシュ、リフォームは
デフォルトでは〇〇〇〇〇円コースは
この生地で、この羽毛を〇〇〇グラム足し羽毛と
決められています。ですからちょっと変わった
要望は手間が係るため受けてくれない場合があります。

 

 

えびすやの場合はオリジナル羽毛ふとんを
作っていますので大きさ、羽毛の量、縫製など
ご要望に合わせてお作りすることが出来ます。

 

 

弊店にて、一緒にまとめて複数枚の羽毛ふとんを
作るメリットはコストを下げることが出来ます。
一枚一枚、個別にするものを一緒にすれば
作業工程の効率がよくなり安くなります。

 

 

ただし、デメリットもあります。
羽毛ふとんの中身が同じもの。同程度のものならば
良いのですがあまりにも差があると
中身を混ぜることになりますので均一化され
良い羽毛ふとんの品質が足を引っ張られ
質が落ちてしまいます。

 

 

 

今回の場合、普通のダックダウン90%に対して
もう一枚がマザーグース95%でした。天と地の開きが
品質にあります。この場合は混ぜることはお勧めしません。
折角のマザーグースが勿体なさすぎます。
この場合は個別にリフレッシュをした方が良いです。
お預かりした分がダブルサイズですのでシングルを
作る場合、足し羽毛が少なく済みますので品質の良いものが
安くで出来上がります。

 

 

 

余談ではありますが
羽毛ふとんのリフレッシュの時にお勧めできないのは
値段最優先で、不足ぶんの足し羽毛を元の羽毛よりも
大きくダウングレードしたり、生地も滑らかな物から
安価な重くてゴワゴワした生地にしてしまうと…。
思ったほど、仕上がりが良くならなくなります。
何となく想像つくかと思います。

 

 

なので、必ず
中の羽毛を見て判断する必要があります。良いものを
雑に仕上げてしまったり、手を付けない方が良い
状態のものに手を掛け過ぎてしまったり…。

 

 

羽毛ふとんはピンからキリまで
状態も人によって使い方やどれだけ使っているかは
バラバラですのでリフレッシュに持ち込まれる
羽毛ふとんはどれも状態が違うんです。

 

 

 

えびすやの得意な仕事

 

羽毛ふとん・枕・綿ふとん、オリジナル寝具オーダー等の製作事例は⇒こちら
1人1人の身体に合わせ寝易くする寝具調整の事例は⇒こちら
ムートン職人が目利きをした価値あるお値打ちのムートンとメンテナンス⇒こちら

 

 

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Gamada Hidemasa

 

睡眠や寝具の事はプロの目線で、丹後の神社や
歴史の事はよく理解せず書き綴っております。
寝具製作技能士、上級睡眠健康指導士
羽毛診断士(ダウンプロフェッサー)等の
資格を持ってます。お気軽にご相談下さい。
お越しの際には連絡を頂けると幸いです。

 

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