日本版サマータイム
2015年7月1日 / えびすやにあるもの, 日々の話, 睡眠改善
今日から国家公務員を中心にサマータイムが実施されます。
かつて日本もGHQの占領下で数年だけ実施されたことがありますが
廃止になった経緯があります。その理由というのが農家の生活リズムの狂い
残業の増加、交通機関の乱れと言った理由があったそうです。
今回のサマータイムの実施にも勤務が早く終わることでの余暇の増大による
経済効果、省エネなどの経済的効果 が議論の中心になっていて健康面の
配慮は蚊帳の外になっているように感じられます。
日本睡眠学会は健康面(睡眠の観点から)警鐘ならしています。
(1)生体リズムへの影響
(2)眠りの質への影響
(3)眠りの量への影響
1時間、リズムを前倒しするというのは体がなれるまでそれなりに
時間がかかります。フィンランドの調査では前倒しに慣れるまで4週間
秋に元に戻すのに3週間掛かったというデータが出ています。
この1週間の差は人間の体内時計が24時間よりも長いため後ろに
ズレやすい(宵っ張りになりやすい)のです。
早く起きるのであれば本来、その分早くに寝る必要があるのですが
果たしてそうなるのか?帰宅時間がサマータイム導入前と同じで
あれば1時間睡眠時間が短くなることになります。ただでさえ、日本は
世界トップクラスの睡眠時間が短い国です。それにリズムの狂いなどに
より更に短くなったり眠りの質が悪くなってしまうかもしれません。
早起きをするのであれば早起きも必要なはずです。
実際に交通事故や職場での怪我や、心臓発作などが増加しています。
期待されている省エネ効果も省エネどころか若干、電気使用量も上がってるのだとか・・・。
日本人の睡眠時間はただでさえ短く4人に1人は何らかの形で睡眠に
悩みを持っていると言われ、更に悪化させる原因にもなりかねない。
日本睡眠学会が警鐘を鳴らすように僕もサマータイム制度導入はどうかな?と思うのです。?
日本睡眠学会 サマータイム -身体に与える影響-(PDF)
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仕事でのサマータイム制は私も微妙な感じです・・・
人には人のリズムもありますし、
朝、目が覚める時間も早くなりますが、それは自分自身で
趣味や、散歩、朝料理など自分に合った事をする時間としてはいい事だと思いますが、仕事に結びつけるのはどうかなぁ~って私個人は思います
私の場合は犬の散歩のサマータイムです~
私も冬場より30分早く目がさめるので、朝の散歩がてらのゴミ拾いとして
朝の陽ざしを浴びにいっていますよ~!
いげのやまさん
サマータイム制を導入してもデメリットの方が大きく
リズムの狂いなどによる睡眠の質の悪化によって
事故であったり怪我、疾病の増加…。あまり良いとはいえず。
いげのやまさんの様なナチュラルなサマータイム制だと良いのですが(^^)