寝具調整事例No.56『調整の仕方は色々とあります』
2021年2月10日 / えびすやにあるもの, 寝具調整事例, 敷ふとん, 綿製品
枕のご相談で来られたお客様でしたが
色々とお話をお聞きしていますと枕ではなく
敷寝具の状態が身体と全くあっていないことが
原因でした。合わないがゆえにかなりしんどい
思いをされていらっしゃいました。
簡易的にどのような敷寝具が合うのか
調整してみたのですがかなり身体のラインが
綺麗な女性の方で凹凸がハッキリとしておられました。
こういう方は長年、敷寝具に悩んでおられる事が多いです。
こういう場合は身体の凹凸を吸収できる
厚みのあるマットレスなどで調整を
します(ただ厚みがあれば良いわけではありません)
予想通りに上向き寝が心地よくできる状態に
合わせる事が出来ましたがベッドではなく
床に敷いて上げ下ろしが出来る事が条件でした。
軽量、通気性、クッション性に優れた薄いマットレス
にインド綿ベースのブレンド綿で仕立てた綿ふとんで
身体の凹凸を吸収する様な形で合わせました。
充填量と綿の種類が異なるものを敷くとこれが全然
合っていなかったんですね。
めん綿のふとんは過去のもので今風のベッドスタイルで
あったり、キルティングのふとんの方が
良いと思われている方、案外いらっしゃるかもしれません。
しかし、昔ながらのおふとんは実はよく考えられて
作られています。綿は吸湿性に優れています。保温性も
あります。良い素材です。アクリルやポリエステルの
石油系素材に比べ身体に馴染みます。
逆に綿のおふとんではなく
他の寝具(自然素材のものですよ)の方が都合が良いことが
あります。ケースバイケースでどんなふうに敷ふとんや
マットレス、ベッドを組み合わせていくかは人それぞれなんです。
なのでえびすやでは是々非々でお勧めする寝具が変化します。
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