寝具調整事例No.36『朝が辛い。肩が凝る。首が突っ張る』

2019年11月21日 / えびすやにあるもの, 寝具調整事例,

眠れない…。
直ぐに目が覚める…。
朝が辛い…。
首が痛い…。腰が痛い…。
夜中に目が覚める…。

 

 

一言で眠りに満足できないと言っても
眠れないのか?寝付きが悪いのか?
夜中によく目が覚めるのか?それとも
起きた時に身体の何処かが痛いのか?

 

 

その時に『原因は枕では?変えれば眠れる?』
眠れない原因を枕に求めるケースが多く
そういったご相談をよく受けます。

 

 

が…。枕と全然関係ない場合もありますし
枕に問題があり、プラス他にも。そんな場合が
ありますので枕のご相談を受けたからと言って
直ぐに枕を出してきて枕を勧める事をしません。

 

 

それは自分がガンかもしれないと悩んで
病院へ行って相談すると直ぐに

 

 

『取りあえず手術しましょう!』

 

 

とは言いませんよね。そこに至るまでに問診、触診
精密検査…。ホントにガンだと解ってから初めて
治療云々の話になるのではないでしょうか。手術は
最後の最後の手段です。

 

 

それと同じで話をじっくり伺い、何処に辛さの原因が
あるのかを確認してから枕が必要かどうか?の話だと
思います。枕が合わないから眠れないというご相談を
ジックリ聞くと枕が原因ではない事はあるんです。
例えば、早朝に目が覚めるのを枕でなんとか解決したい。
という相談がありました。よくよく話を聞けば
寝酒が原因でした。これは枕では解決しません。
寝酒を辞める事です。原因がハッキリしない限り
解決策は的外れになってしまいます。

 

 

前置きが長くなりましたが今回のご相談は
朝起きた時の首や肩のコリの辛さ、途中覚醒でした。

 

 

職人目利きの厳選ムートンと英国産ウール100%を綿ニットで包んだウールケット)

 

お話を聞いた上で解ったことは
身体と敷寝具が全く合っていない。それに伴い
上向き寝がほぼ出来ていない。枕も合っていない。
これが原因でした。敷寝具が合っていないと
上向き寝は出来ません。横向き寝になる事で
首や肩に負荷を掛けています。これは腰にも
負荷が掛かります。

 

 

実際に体型に合わせて敷寝具を調整していくと
従来使っている敷寝具と大きく異なるものが
身体に合う様でした。大きく身体が沈み込む事が
上向き寝を妨げる事の原因でした。

 

 

今お使いの枕は安眠・健康に良いという
成分が配合されたとあるメーカーの枕という事でしたが…。
僕はこういう要素は2の次、3の次、無視しても
良いくらいの要素です。まずは頭や首身体の形状に
合わせてシッカリと支え身体を委ねる事
が出来るか?そして眠りを阻害する通気性の悪さが
無い事(ウレタン系の枕は蒸れます)です。
誰にでもあう快眠できる枕はまずないとお考え下さい。
首や頭の形や体型は千差万別。誰かに合えば
誰かに合わなくて当然なのです。

 

 

身体に適した敷寝具に枕を簡易的にお作りすると…。
ベッドの上に10分以上寝ておられましたが普段できない
上向き寝が違和感なく普通に出来ていました。
敷寝具と枕が合えば安心して身体を委ねる事が出来
身体に負荷が掛からないので楽に眠れる事が出来ます。

 

 

 

 

えびすやの得意な仕事

 

 

 

羽毛ふとん・枕・綿ふとん、オリジナル寝具オーダー等の製作事例は⇒こちら
1人1人の身体に合わせ寝易くする寝具調整の事例は⇒こちら
ムートン職人が目利きをした価値あるお値打ちのムートンとメンテナンス⇒こちら

 

 

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Gamada Hidemasa

 

睡眠や寝具の事はプロの目線で、丹後の神社や
歴史の事はよく理解せず書き綴っております。
寝具製作技能士、上級睡眠健康指導士
羽毛診断士(ダウンプロフェッサー)等の
資格を持ってます。お気軽にご相談下さい。
お越しの際には連絡を頂けると幸いです。

 

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