人から人へ伝う思い
2016年6月23日 / えびすやにあるもの, 日々の話, 麻パット・ケット
とある本を読んでるとこんなことが書いてありました。
『例えばここに一枚の布団があるとするとこれは綿と
木綿とで作られその綿および木綿の生産地の霊、製造人、
取扱人、使用人の霊を受けて1つの個性をなしている』
霊と書くと分かりにくく誤解を受けてしまうかもしれませんので
ココを『思い』と置き換えてみてください。
原料である綿を作る人の思い
側地の木綿を作る人の思い
それらを材料として製品を作る人の思い
それらを取り扱う問屋さんの思い
それを消費者に販売する人の思い
1つの原料を作る所から使う人の手に渡る間に一体
何人の人達が関わっているのか?例え、見た目が同じだと
してもそれは何処か違うはずです。どのお米を見ても白い粒粒に
しか見えませんが味が違いますし、炊き方とまた変わってくる。
それと同様に良くも悪くも思いが介在しています。
誰から買うのか?によって、かなり違うんじゃないか?と
思うのです。作り手の場合は同じ原料を使ったとしても
技術であったり管理のしかた手の加え方などにより全く
別のものになります。
消費者へ販売する小売店によっても違います。
同じ商品を置いていてもそれに対する考え方がみな異なります。
とあるお店はオススメでもとあるお店ではあまりオススメではない
それは考え方の相違です。また、使い方であれば寝具で言うと
メンテナンス方法、他の寝具との組み合わせ方・・・。そこに
個性があります。誰から誰の手に渡るかという縁は目に見えて
ハッキリとするものではありませんがきっと大切な事なのだろう・・・。
この一文はハッと考えさせられるものがありました。
果たして今まで僕はこの思いを大事にしてきたのだろうか?(><)
至らぬところは多分にあるはず。律さないといけません。
ものには込められてる思いがあるんですから
画像が無いのは寂しいので・・・。
今朝程、入荷した近江ちぢみ麻(100%)綿いり枕パットです。
枕の上に載せて眠ると涼しく快適になります。頭寒足熱ですね!
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私も古家などを見ると、その大工さんや、そこに住んでいた方を創造します
お米や、野菜何かは特に、どんな場所でどんなふうに育てられていたのか
ふと、思う事もあります・・・・5代目さんもきっと使って頂いているお客さんの心の中にはそういう部分に気が付いてくれているかもしれませんね!
いげのやまさん
良くも悪くもその人の思いというのが必ずモノには
含まれているんだと思います。自分自身が携わるものにも
そういったものが勿論含まれているんだと。そうすると…。
背筋が伸びます