よいご縁はウエルカム
2016年3月20日 / えびすやにあるもの, ベッド・マットレス
千客万来。いいお客様と巡りあえてご縁を頂ける事は
もちろんの事ですがよい協力先(仕入先)さんに巡りあう事も
とても重要な事です。出会えなければ商売が成り立ちません。
そういうご縁の積み重ねでこうして仕事が出来ているんだなと
しみじみ思います。
以前、サンプルでお願いしていたふとんの丸洗い(水洗いです)が
仕上がってきました。綺麗に仕上がってますし、らくだの敷パットも
良い感じで洗えてます。獣毛繊維はアルカリに弱く、水温も高くなりすぎる駄目ですし
効率よくこなすために一気に乾燥させると風合いが固くなりやすくなり、
縮みやすい素材です。縮みも少なく風合いもそのままで良い感じです。
実際に工場まで見学に行かせて頂きましたが一枚一枚丁寧に
扱い、仕事も上手いです!えびすやでお客様からお預かりした
寝具を十分に委ねることが出来るんじゃないかと思います(^^)
ただし…
どんなふとんでもしょっちゅう洗えば良いと言うわけではなく
洗うことによって生じる寝具へのダメージと洗わない事による
寝具へのダメージの両方を考えてクリーニング頻度を考えてみる
必要があるかと思います。
丹後では冬場、なかなか干すことが出来ません。特に敷寝具は
ジトッとなりやすく、そんな場合は布団乾燥機の使用、発散性の良い
獣毛繊維(羊毛やらくだ毛)の寝具の使用(保温性も高い)も一つの方法です。
ですから『ベッド=敷きっぱなしで良い』とは言えず、特に冬場の結露しやすい
この時期、カビを生やしてしまう原因になりかねません。北欧などとは異なり日本は
高温多湿ですし、その日本の中でも丹後は湿度が高く、冬は氷点下以下に
なりますので湿気をどう逃がすかを考えなくてはなりません。
これは欄間などによく使われる組子という技法を用いた
ベッドです。ふとんやマットレスとの接地面を出来る限り減らし
通気性と強度を高めています。素材は桐ですので吸湿発散に優れています。
これだけ接地面を減らし湿気の逃げを考慮したベッドは無いかと
思います。丹後の気候風土によく適しています。
(4/1よりシングルサイズが189,000円から9000円の値上げに・・・)
こちらは国産ひのきを100%使用したベッド。節も殆ど無く
6本足で板厚がありますので強度に優れます。スノコ部分は
素材は無垢材で吸湿発散に優れ、ひのきに含まれるヒノキチオールの
抗菌作用でカビの増殖を抑制し生えにくくしてくれます。またこの
ヒノキチオールは鎮静効果があり眠りを誘います。(シングルサイズ52,920円)
ベッドは家具の部類になっていますがホントは寝具の
部類に入ると考えていますベッドやマットレスの選び方を間違えると
腰が痛くなるなど身体に合わず寝にくいものになってしまいます。
えびすやのオススメするベッドは家具ではなく寝具です(^^)
ですからこの上に乗せるマットレスは低反発などのウレタン系の
マットレスはオススメしません。結露しやすいからです。
ベッドもマットレスもその上に乗せる敷パットも枕も・・・。
全て関係性があります。このバランスが上手くとれる
事によって快適な寝心地、眠りが出来るのですバラバラで
考えず全体を俯瞰して寝具を見てみましょう。その中には
是非、ベッドの仲間に入れてあげて下さい。
今日はブログを書いているうちにどんどん最初、
書こうと思っていた事と逸れてしまいました(^^ゞ
話に脈略んがなくごめんなさい。
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Tags: すのこ, カビ, クリーニング, ベッド, 組子, 結露
寝具は人に合った物を選ぶのも大切ですが、
その地域特有の気候に合った土地ならではの
寝具選びも大切なんですね、勉強になりました!
いげのやまさん
その事が結構、欠落しておりまして北欧から輸入した
ものが果たして日本ではいいのか?湿度、気温、気候
全然違います。同じ、日本でも鹿児島と青森とでは違います。結構大事なことです