『皇子が匿われた地』上宮神社・下宮神社
与謝野町加悦の与謝峠の旧道沿いに上宮神社(上王子神社)と下宮神社(下王子神社)が
あります。この地に”王子”と名のつく神社があるのでしょうか?
下宮神社
下宮神社案内板
上宮神社
丹後の神、豊受大神を天照大神からの御神託により伊勢へ
お招きされた雄略天皇に命を狙われた億計王(後の仁賢天皇)と
弘計王(後の顕宗天皇)は丹後の地で匿われていました。
丹後にはその伝承が残る場所が幾つかありその一つがこの与謝です。
(2人の王子の父(市辺押磐皇子)は雄略天皇に殺されています)
この皇子が匿われていたのは父の市辺押磐皇子が殺された456年は
古墳時代中期。神明山古墳など巨大前方後円墳が出来たのも400年代初め。
この当時、丹波王国(丹波)はまだまだ力を持った強国だったのでしょう。
誰がこの2人の皇子を匿ったのか解りませんが日下部氏だったのでは?
と思ったりします。
後に天皇になる2人の皇子を匿う事が出来るということは相当な
力がないと難しいでしょうし、朝廷に対して対抗しうる力を当時の丹波王国は
持っていたのでしょう。
御祭神 億計王
京都府与謝郡与謝野町与謝小字峠 旧村社 上宮神社
御祭神 弘計王
京都府与謝郡与謝野町与謝小字峠 旧村社 下宮神社
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