制作事例No.64『羽毛ふとんのリフレッシュ3つの考え方』
2018年6月5日 / えびすやにあるもの, 寝具制作事例, 羽毛製品
最近、暑くなりだし
綿ふとんや羽毛ふとんの仕立て直しの
ご相談やご注文が増えてきております。
羽毛ふとんの仕立て替えをするに
あたりまして考え方が大まかに3つに
分かれます。
① 価格重視
② 現在、使われている羽毛や生地をベースに
同等の素材を使い原状回復させる
③ ①,②のバランス型
僕の考えとしては②、③をおススメします。
価格を重視し過ぎると思った様な回復を
しない事があります。元々、大粒で良質な
羽毛が使われている場合洗浄・除塵により
目減りした羽毛を一回り、二回り小粒な
羽毛を充填する事を想像してみて下さい。
また、柔らかくて軽るく肌に馴染みやすい
生地を使っていたのに重くて硬い生地で
仕立て直すと…。
今回、お預かりした羽毛ふとんは
①でさせて頂いております。元々の素材と
同レベルの素材、形状も同じにしてほしいとの
ご要望を承っております。
生地は滑らかで軽い100単サテン。足し羽毛は
ポーランド産のマザーグースです。
充填量も同じです。
ただ、フィット感を高める為に
1㎝だけマチを高くして調整をしております。
えびすやの羽毛ふとんリフレッシュは
『一般的な〇〇〇〇〇円コース。生地は
この中からお選びください。』
という一般的なものではなく、
中身を開封して現状を確認して
もらいながら診断をします。
ふとんの縫製の仕方もご要望や状態に
よってその都度変えます。
リフレッシュでお預かりする羽毛は
同じ状態のモノはありません。ご夫婦で
同じ時に同じものを買われたとしても
10年も経てば大なり小なり差が現れます。
また、こんな風にして欲しいといった
ご要望などが重なると仕立て方が
一律では対応するのが難しいのでは?と
思います。
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