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寝具とカビのはなし②

2021年1月20日 / 寝具のこと, 日々の話

以前、寝具とカビの話を記事として書きましたが
その続きです。

 

 

 

カビ研究の第一人者の浜田信夫先生のお話の中で
驚いたのは以前の記事にも書きましたが
カビの発生量は年々低下しているんです。
室内のカビは30年前に比べて10分の1以下です。
それは住環境の変化が大きく建物の高層化は
防湿や換気機能が向上しているからだそうです。

 

 

 

しかし、カビに関する相談件数は変わらないようです(笑)
以前に比べ、僕たちは過敏に反応をしているかもしれません。
ふとんに生える黒カビは生えたからと言って
直ぐに健康被害を及ぼす訳ではありません。健康を害そうと
思うと相当量を吸い込まないと行けないそうです。
テレビなどはセンセーショナルに扱いたがるそうです(^^;
ただ、アレルギーに関する話などはお聞きしていませんので
アレルギーのある方は注意が必要かもしれません。

 

 

 

 

まずは干すなどして乾燥させ死滅させましょう。
湿気がなくなるとカビは生きていけなくなります。
そして、浸食が進んでいる場合は放っておくわけにもいきません。
カビは浸食していきますのでふとんの側生地に
ダメージを与え、脆くなり破れやすくなります。

 

 

 

カビを生やさないポイント!

 

〇寝室は一階よりも二階で
〇寝室は北側を避ける
〇フローリングで直敷しない
〇すのこ・除湿マットの使用
〇押し入れには直ぐに仕舞わない
〇加湿器の使用は注意!

〇ふとん乾燥機を使う(使い方に注意)

 

 

 

丹後は特に冬場は湿度が高いので注意です。
この湿度の高さが絹織物の産地として発展した
大きな理由でもあります。

 

 

 

 

 

↑凄く解りやすく丹後の織物の事、気候の事が書かれておりますのでご参考までに

 

 

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ふとん乾燥機を使っているはずなのに…。

2021年1月8日 / 寝具のこと

ふとん乾燥機をつかっているはずなのに
敷ふとんにカビが生えてしまいました…。

 

 

お客様からそんなお話を聞くことがあります。
確かにふとん乾燥機を使っているはずなのに何故?と
思いますよね。以前にもこういった記事をUPした
記憶がありますが改めてアップしてみたいと思います。

 


(個人的な感覚ですがホースのみタイプよりもマットタイプの方が隅々まで熱が回ると思います)

 

普通、こんな感じでお使いになられるのではないでしょうか?
掛けふとんはこれで上へ水分が抜けていくので問題はありません。
問題は敷ふとんです。湿気を帯びやすいのは掛けよりも敷です。
この使い方をすると表面にあった水分が下へ押し出されるので
ふとんの表面はサラッとしたように見えますが
裏面がジメっとします。この状態で寝ると結露を起こしてしまいます。
この状態で乾燥機を使うのであれば敷ふとんの下に
バスタオルを敷いて水分を吸わせましょう。

 

 

 

これは僕のやり方ですが

 

 

 

敷ふとんも掛けふとんの様に上に載せて
水分を上へと抜いていきます。これなら大丈夫です。
敷ふとんは重いので乾燥機にパワーがないと
あまり膨らみませんが。マットタイプの乾燥機を
お使いの方はこんな感じで使ってみると水分が抜けます。
今まで結露を起こしたご経験のある方は
上に乗せるか、バスタオルを使うかでお試し下さい。
こんな使い方がいいよ!という方法をご存じでしたら
お聞かせください。(^^)

 

 

寒波で大変冷え込んでおります。
こんな時は結露しやすいのでお気を付けください。
寒い部屋での加湿器は部屋中が結露しますので
気を付けてください。

 

 

 

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寝具とカビの話

2020年12月28日 / 寝具のこと, 日々の話

先日、カビ研究の第一人者である浜田信夫先生のお話を
拝聴してきました。

 

 

カビはふとんとは切っても切れない関係です。
今の時期にふとんを迂闊にも敷きっぱなしにすると
ふとんの裏には黒カビが…。

 

 

お客様からのふとんにカビを生やした時、
ご相談をいただくことがよくあるのですが(特に冬)
カビをふとんに生やしやすい環境といいますか住まいと
言うのがあるんです。これは僕の経験則の話ですが

 

〇家の脇に川が流れていたり、川沼がある。
〇家の裏手が山すそ
〇寝室が北側で一階

 

こういうところでよくカビを生やす事例があります。
先生も住居によってかなり左右される事があり、
ひどい場合は住居の床下工事などをしないとどうにも
ならないらしい…

 

 

寝室は出来れば二階の方が良いです。僕自身も経験上
寝具を収納するのは二階の惜しい例をお勧めします。
上段ならばmore betterです。湿度が低いからです。

 

 

そして、近年急増しているカビを生やす事例は

 

 

〇加湿器の使用

 

 

例えば、寝室の気温が低いまま加湿器を使用すれば
部屋中が結露します。寝具を始め、吸湿性のある素材は
吸収します。加湿器の使用は十分に注意が必要です。
個人的には使わない方が良いのでは?と思います。
鼻は加湿器・空気清浄機の役割をしています。鼻から吸った空気は
鼻の粘膜で異物は絡み取られ、空気は温められ、湿気を帯びて
肺へと向かいます。元々、人間にはそういうシステムが
備わっております。鼻呼吸をすることで改善できるのでは
ないでしょうか?

 

 

最後に浜田先生から聞いた意外な真実…。

 

 

近年、カビの被害はどんどん増え、私たちの
暮らしを悩ませているものだと思い込んでいました。
ところが…。室内のカビは30年で1/10に減少している。
しかし、カビの苦情は減少していないそうで
清潔に対して敏感になっているのかもしれません。
ちなみにダニも減ってるそうです。

 

 

最後に…。
寝室の湿気の帯び方には大きく差があり、環境に大きく左右されます。
それらを踏まえたうえで除湿対策をしましょう。
特にフローリングに直敷することが、加湿器に使用で
カビを生やす事例が多いです。
バスタオル、除湿マット、すのこを敷くなどの直敷を
避けたり、ふとん乾燥機の使用などの対策を取りましょう

 

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