羽毛ふとんは膨らみ過ぎてませんか?
2020年1月5日 / えびすやにあるもの, パジャマ, 寝具のこと, 羽毛製品
初めて羽毛ふとんを使おうかと思案されてる
方からのご相談です。
『羽毛ふとんは膨らみ過ぎてる様に見えます。
ちゃんと肌に添うのでしょうか?』
凄く鋭い、質問を頂きました。
以前、弊店へ羽毛ふとんを求めて買いに
来られたお客様に
『ペタンコの羽毛ふとんしかないの?』
えびすやの羽毛ふとんはカサがあまり
ありません。それらを見て気分を悪くして
帰られた事があります。その意味をいくら
説明をしても取り付く島もなく…(^^;
えびすやは肌への沿いを重視しますので
使う生地、羽毛の品質、キルティングのバランスで
羽毛の充填量を決めています。このバランスが悪く
詰め込み過ぎの状態になると…。こんな感じになると
もう肌には沿いません。羽毛にいくら保温力が
あっても肩口から冷気が入り込みます。お客様の
懸念通りになり、求めていた軽さのメリットも
薄まります。
ほぼ同じ品質レベルの羽毛が入っている
二枚の羽毛ふとん。左は某メーカー製
手前はえびすやオリジナル羽毛ふとん。
充填量は左のメーカー製の方が5%程度
多めに入っています。
先程の羽毛ふとんの様にマス目はかなり
少なめです。
見事に羽毛が散ってしまいました。
この羽毛ふとんを使うと羽毛が散ってしまい
羽毛を必要とする部分(身体)に羽毛が無いと
いった状態になる事が容易に想像できます。
という事は寒いという事です。
羽毛ふとんは単に羽毛を詰めたらそれでよい
訳ではなく、いくら質の良い材料で作ったと
しても作り方が悪ければそれらの材料の良さが
生かされません。
ご相談頂いたお客様は羽毛ふとんを使う事で
掛けふとんが軽くなり保温力がUPし
とても快適に眠られたそうです。実は羽毛ふとんを
嫌っておられるお客様の多くに最初に買った
羽毛ふとんに不満を感じて毛嫌いをされている
方が多いんです。このお客様がもし肌に添わない
羽毛ふとんを買われていたら…。
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