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寝具調整事例No.65『身体を酷使する人ほどしてほしい事』

2021年8月11日 / えびすやにあるもの, ベッド・マットレス, 寝具調整事例, 敷ふとん

今回のご相談は
敷ふとんにカビを生やしてしまったので
新調したい。尚且つ、今度は自分に合った
敷寝具を使いたいとのご相談にて
敷寝具調整をさせて頂きました。

 

 

 

 

お客様の体型は細マッチョの引き締まった体型。
シッカリ目の硬さであり若干の沈み込みがあるマットレスに対し
その上に乗せる敷寝具は先日、改良を施したばかりの
インド綿の厚手の敷パット。けれどもモッチリと粘りのある
シッカリとした寝心地。その上に従来からお使い頂いている
パシーマパットシーツを重ねシッカリと吸汗させます。

 

 

よくあるのはマットレスの上に乗せる敷寝具は
薄いペラペラの敷パット一枚敷を勧められて購入
されてるケースがありますがおススメしません。
調整上、上に乗せる敷寝具を薄目で対応させる
必要がある場合でもキッチリと吸湿発散の出来る
素材の敷パットで合わせたご提案をします。

 

マットレスはウレタンなど吸湿発散・通気の弱い物
スプリングの様に通気には優れるが冬場は寒くなります。
だからこそ、それなりに吸湿発散に冷気を防ぐ
断熱・保温の要素も必要になります。そういう観点から
自然素材のものをおススメしています。やはり
ポリエステル綿のペラペラなものでは…。

 

 

後日、来店して頂いたときに寝心地を伺ってみると

 

 

『寝心地良いです!身体に合わせると全然違いますね!』

 

 

身体に合わせると寝心地は全然変わります。
これは値段の問題ではありません。今回、ご提案させて
頂いたマットレスの値段は3万円台半ばです。これよりも
値段の高いマットレスなどごまんとありますが
いくら高価なものであったとしても身体に合わず
寝にくねればそれは意味がありません。
(勿論このマットレスも誰にでもあうわけでありません)

 

 

よく、全然身体に合っていない高価なマットレスを
買ってしまったが勿体ないから我慢して
寝にくい思いをし続ける…。これはお勧め出来ません。
自分に合うものを使ってください。

 

 

えびすやの得意な仕事

 

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1人1人の身体に合わせ寝易くする寝具調整の事例は⇒こちら
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寝具とカビのはなし②

2021年1月20日 / 寝具のこと, 日々の話

以前、寝具とカビの話を記事として書きましたが
その続きです。

 

 

 

カビ研究の第一人者の浜田信夫先生のお話の中で
驚いたのは以前の記事にも書きましたが
カビの発生量は年々低下しているんです。
室内のカビは30年前に比べて10分の1以下です。
それは住環境の変化が大きく建物の高層化は
防湿や換気機能が向上しているからだそうです。

 

 

 

しかし、カビに関する相談件数は変わらないようです(笑)
以前に比べ、僕たちは過敏に反応をしているかもしれません。
ふとんに生える黒カビは生えたからと言って
直ぐに健康被害を及ぼす訳ではありません。健康を害そうと
思うと相当量を吸い込まないと行けないそうです。
テレビなどはセンセーショナルに扱いたがるそうです(^^;
ただ、アレルギーに関する話などはお聞きしていませんので
アレルギーのある方は注意が必要かもしれません。

 

 

 

 

まずは干すなどして乾燥させ死滅させましょう。
湿気がなくなるとカビは生きていけなくなります。
そして、浸食が進んでいる場合は放っておくわけにもいきません。
カビは浸食していきますのでふとんの側生地に
ダメージを与え、脆くなり破れやすくなります。

 

 

 

カビを生やさないポイント!

 

〇寝室は一階よりも二階で
〇寝室は北側を避ける
〇フローリングで直敷しない
〇すのこ・除湿マットの使用
〇押し入れには直ぐに仕舞わない
〇加湿器の使用は注意!

〇ふとん乾燥機を使う(使い方に注意)

 

 

 

丹後は特に冬場は湿度が高いので注意です。
この湿度の高さが絹織物の産地として発展した
大きな理由でもあります。

 

 

 

 

 

↑凄く解りやすく丹後の織物の事、気候の事が書かれておりますのでご参考までに

 

 

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寝具とカビの話

2020年12月28日 / 寝具のこと, 日々の話

先日、カビ研究の第一人者である浜田信夫先生のお話を
拝聴してきました。

 

 

カビはふとんとは切っても切れない関係です。
今の時期にふとんを迂闊にも敷きっぱなしにすると
ふとんの裏には黒カビが…。

 

 

お客様からのふとんにカビを生やした時、
ご相談をいただくことがよくあるのですが(特に冬)
カビをふとんに生やしやすい環境といいますか住まいと
言うのがあるんです。これは僕の経験則の話ですが

 

〇家の脇に川が流れていたり、川沼がある。
〇家の裏手が山すそ
〇寝室が北側で一階

 

こういうところでよくカビを生やす事例があります。
先生も住居によってかなり左右される事があり、
ひどい場合は住居の床下工事などをしないとどうにも
ならないらしい…

 

 

寝室は出来れば二階の方が良いです。僕自身も経験上
寝具を収納するのは二階の惜しい例をお勧めします。
上段ならばmore betterです。湿度が低いからです。

 

 

そして、近年急増しているカビを生やす事例は

 

 

〇加湿器の使用

 

 

例えば、寝室の気温が低いまま加湿器を使用すれば
部屋中が結露します。寝具を始め、吸湿性のある素材は
吸収します。加湿器の使用は十分に注意が必要です。
個人的には使わない方が良いのでは?と思います。
鼻は加湿器・空気清浄機の役割をしています。鼻から吸った空気は
鼻の粘膜で異物は絡み取られ、空気は温められ、湿気を帯びて
肺へと向かいます。元々、人間にはそういうシステムが
備わっております。鼻呼吸をすることで改善できるのでは
ないでしょうか?

 

 

最後に浜田先生から聞いた意外な真実…。

 

 

近年、カビの被害はどんどん増え、私たちの
暮らしを悩ませているものだと思い込んでいました。
ところが…。室内のカビは30年で1/10に減少している。
しかし、カビの苦情は減少していないそうで
清潔に対して敏感になっているのかもしれません。
ちなみにダニも減ってるそうです。

 

 

最後に…。
寝室の湿気の帯び方には大きく差があり、環境に大きく左右されます。
それらを踏まえたうえで除湿対策をしましょう。
特にフローリングに直敷することが、加湿器に使用で
カビを生やす事例が多いです。
バスタオル、除湿マット、すのこを敷くなどの直敷を
避けたり、ふとん乾燥機の使用などの対策を取りましょう

 

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