行灯
ようやく息子の夏休みの工作
いえ、ほぼお爺ちゃんの工作が完成しました。(笑)
乾電池で豆球を光らせてます。
行灯の部分は割り箸で組んで裏から半紙を
貼り付けてあります。息子的には完成イメージに
ほぼ近いそうです。
だけどもう一度書きます。
ほぼ、お爺ちゃんの工作
さてさて、今回の羽毛の見立て。
羽毛=真っ白とイメージされていないでしょうか?
必ずしもそうではありませんし、原種に近いと
こういった感じのシルバーになります。
(茶色っぽいですが僕らはこういう色目はシルバーといいます)
そこそこいい羽毛が使われていますが
ダウン率はそんなに高くありません。80%くらいでしょうか?
長年使い続けると人間の体から出る汗や皮脂などによって
羽毛が絡みついてきます。これを”ピリング”と言います。
ピリングは目立ちましたが羽毛のベタつきはありません。
1点気になるのがファイバーが多いって事です。
羽毛の千切れたカスみたいなのが見えるかと思いますが
これがファイバーです。ダウンが千切れてしまったものです。
これは元々、ダウンが未熟で弱いか、長年使い続けることで
ダウンが消耗し出てくるかのどちらかですがこの場合は
長年の使用による原因です。逆に安い羽毛ふとんの中身は
未熟なモノを使いコストを抑えているケースが多いです。
総合的に判断して羽毛リフレッシュは可能。ただ、
ファイバーが多かったので足し羽毛を多めに入れた
ほうが良いと判断しました。そして側地もお預かりしたものより
キルトのマス目を増やしフィット感を高めます。
こういったことを指示書に書き、工場へ送ります。
後日、工場からの連絡では洗浄機にかけたところ
僕が思っていたよりも羽毛の状態が良かったと
連絡を貰い、そこで考えていた足し羽毛の量を
変更し現在お仕立ての順番待ちの状態です。
羽毛リフレッシュでお預かりする羽毛ふとんは同じメーカーの
同じものを預かることはあったとしても同じ状態の羽毛ふとんは
1枚もありません。皆さん、どんな状況下でどんな風に
誰が使い、どんなメンテナンスをしているかで全然、状態が
異る訳です。
それを単に価格で3つくらいのコースに区切り、
一律の扱いをして良いものなのか?良い状態のものなら良いなりに
悪い状態のものなら悪いなりに、やらない方が良い場合は
やらないといった判断をしてから出来るだけ最善の方法を
導き出して羽毛の仕立て替えをやるのが良いんじゃないでしょうか?
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行灯・・・和を感じる落ち着きのある作品となりましたね!
これは凄いです~!・・おばあちゃんの匠の技、孫にも受け継いで頂きたい気分でしょうね!・・・羽毛この繊細な研究をされている5代目さんも
DNA引き継いでいるのでは~(笑)
なんて素敵な行灯!
申し訳ないですが、お爺ちゃんの存在には目をつぶっておきましょう。
これ、売れますよ。ディスプレイに置かれたらいいんとちゃいますか?
これから秋の夜長に、行灯。なんて。
印刷よめさん
お褒めのぽ言葉有難うございます。
口だけはほぼ、息子ですので(笑)
ディスプレイにはいいのですがただ
乾電池と豆球なのでそんなに持たないようです(^^;