羽毛ふとんの中身
羽毛ふとんの中身って見たことがありますか?
羽毛ふとんのリフレッシュと言いまして、古い羽毛ふとんを
預かり、中身を取り出して除塵、洗浄、ふっくらと乾燥させ
目減りした分を新しい羽毛を足してから新しい側地に入れて
作りなおすことが出来ます。
一枚一枚、中身を取り出し確認しております。と言うのも
人それぞれ、手入れの仕方も違えば、汗の書き方も違う、
例え同じものを同じ時にご夫婦で使い出したとしても
劣化の仕方が全然違います。
ですから、一枚一枚中身を確認し、どんな質の羽毛が
使われているのか?劣化や汚れの度合を確認し、足し羽毛
の量を変えたり、また、使う人が使いやすいように仕立て
直す時点で買った時に作りを変える(生地の質やマス目や
マチ、サイズなど)事もします。
僕のこの羽毛の見立てでは元の羽毛は質が良いのですが
劣化がかなり進んでいてファイバー(羽毛が千切れたもの)、
夾雑物(ゴミや埃)が目立ち、ピリング(羽毛の絡み)が多く
羽毛が汗でかなりベタついています。リフレッシュをしても
あまり良い仕上がりにならないのでは?と感じました。
えびすやのリフレッシュは、工場へ丸投げはせず、
自分で羽毛を見て工場の方と相談や気になる点など確認を
しながら一枚一枚、リフレッシュをしてもらっていますので
判断に悩んだり手間の掛かる事がありますが出来るだけ
良い仕上がりでお届けしたいと思っております。
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