新しく作るよりも難しい
これら、仕立直しでお預かりした敷ふとんの中身です
同じ敷ふとんのシングルサイズですが
使っている綿の種類、重量は全てバラバラです。
被せ綿をめくりふとんの隅を見てみても作り方は異なり、ヘタリ方も
違います。この綿をベースにしてもう一度製綿し直しますが
三枚とも新しい綿を足す量、足す綿の種類は変えます。
仕立ててお客様にお返しするにあたり出来るだけ良い状態に
戻してお返ししたいと思っています。
それは羽毛ふとんのリフレッシュも同じです。
綿のふとんの仕立替も羽毛ふとんのリフレッシュもかなり
頭を悩ませます。新しい材料で新しいモノを作るのであれば
一度作れば出来上がりは見当は付きますが古いものを
再生させるのは材料も状態もバラバラですから新しいものを
難しさを感じます。
これは打ち直しする綿を見る時に僕が使ってる三種の神器。
一貫目はかり、握り鋏、ライターです。最初の2つは想像つくかと思いますが
ライターはわからないですよね(^^;綿をちょっと燃やして匂い嗅いでるんです。
今年の目標として綿のふとんにも力を入れたいと思っておりますので
お声掛け下さい。今日、製綿工場の方とお話をしていますと高齢などによって
製綿やふとんの仕立てを辞められるところが多いそうです。逆に40くらい
から仕立てを始めた僕は珍しいかもしれません。と言いますも当店でも
両親も徐々に歳をとり、針仕事が辛くなるなど段々、以前の様に出来なく
なってきたので世代交代をしつつあるのですが・・・。
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ついつい、物が古くなったら新しい物に変えてしまいがちな現代社会
昔は何回も修理して使っていたんですよね、1つの物が大切な時代でしたから
5代目さんの布団を大切に思う気持ちが伝わります・・・・
プロならではの腕前で頑張ってくださいね!
いげのやまさん
今は物が溢れる時代。ものなんて溢れなくてもいいので
良きものを大事に長く使う事が大事なような気がします。
嬉しいお言葉ありがとうございます!