寝具製作事例No.167『シルク混の側地の羽毛ふとん』
2021年8月4日 / えびすやにあるもの, 寝具制作事例, 掛ふとん, 羽毛製品
よくある事例です。
『カバーを交換した時に羽毛が舞ってるんです』
同じ羽毛が舞っていると言っても理由は様々です。
側生地が破れている。破れていると言っても
干したときに引っかけてしまう。生地の経年劣化
過度の汚れによる劣化…。今回のケースは生地の
経年劣化による生地の裂けでしたが…。
シルク混(シルクと綿の混紡)の生地でした。
このシルク混の生地の良さは軽い、触りが滑らか
吸湿発散性の良さです。でも唯一の欠点。。。
綿100%の生地に比べ劣化が早いのです。
そのせいか、最近はあまり見かけなくなりました。
その欠点を補うべく
軽くて滑らかで肌触りの良い120番手サテンの
綿100%の生地でお作りさせて頂きました。
このクラスになりますと
掛けた時に肌への吸い付きがよく
そらだけフィット感も高いのです。
当然ですがカバーリングも生地同様の
質の良いものを使った方が良いですね。
今使っている羽毛ふとんの
素材レベルが高いものをお使いであるならば
下手に予算をケチらない事をお勧めします。
ランクを落とすとそれに比例して寝心地がガクッと
落ちます。特に生地は肌への当たりが全然違います
のでよく解ります。
リフレッシュですので新品を買う様な
値段には全然及びませんし、中の羽毛の
状態が良ければ良いほど足し羽毛も少なく
すみますので予算も抑えられます。
羽毛リフレッシュは安易に安さで
選ばない事です。
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