寝具製作事例No.141『羽毛ふとんカスタマイズ』
2019年12月3日 / えびすやにあるもの, 寝具制作事例, 掛ふとん, 羽毛製品
お客様のご希望により定番よりも若干
羽毛の量を増やしました。
よく誤解がある事なのですが
羽毛はたくさん入っていれば入っている程
暖かいのか?単純に暖かいとは言えません。
確かに羽毛肌掛けふとんよりも
羽毛掛けふとん方が羽毛も沢山入っている
わけですから暖かいのは暖かいのですが…
このまま、単純に画像の羽毛を50%増量したと
します。その場合、寒くなります。
意外と思われるかもしれませんが縫製の
仕方と羽毛の充填量はバランスが取れてないと
羽毛ふとんがパンパンになり、身体に
添わなくなります。すると隙間が出来て
冷気が入り込んでしまいます。だから、
単純に増やせばよい訳ではなく、増やすので
あればバランスを取る必要があります。
僕は羽毛ふとん単体よりも
底冷えのする1~2月には羽毛肌掛けやウール
シルクなどのケットを挟んで3~4月に
なればそれを外す。そんな使い方をすれば
一年を通して長く使えます。また、最近の
住宅は断熱性が良くなってきています。
えびすやのオリジナル羽毛ふとんは
むやみに羽毛を詰めるのではなく身体への
フィット感を重視し縫製やキルトなどに
工夫を加えて、肌へ馴染む様な造りをし
保温力を高めています。なので気持ち控え目の
充填量でお作りしています。
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