寝ないとどうなるのか?
2014年1月31日 / 睡眠改善
今は人道的にこういう事は行われていませんが
昔、人間が寝ないとどうなるのか?という限界を
探る実験がアメリカ人高校生で行われました。
『結果は264時間』
確かコレ以上は危険ということでストップ
されたんじゃないかと記憶しております。
断眠3日目くらいから簡単な計算も出来なくなり
会話も怪しく、幻聴や幻覚が…。そして、
最終的には脳が勝手に寝るそうです。
という事は”脳”がまともに働いていないと言う
事になります。そう、睡眠は身体を休める意味も
ありますが
『脳を休める』
という重要な意味があります。睡眠が不足して
いると日中の覚醒時にちゃんと脳が働かないのです。
居眠り運転、うっかりミスこれらが典型的に
よく起こることじゃないでしょうか?
また、睡眠中に脳はいろんな働きをしています。
例えば
最近、睡眠が不足すると”太る”と言われますがそれは
食欲を増進させる(グレリン)と食欲をストップさせる
(レプチン)という食欲をコントロールさせる相反する
ホルモンがあります。睡眠不足であったり質が悪いと
グレリンの分泌量が増え、空腹を感じる事が鈍くなり
どんどん食欲が増進されて太ります。
また、睡眠中には”抗利尿作用ホルモン”が分泌され尿意を
抑える働きのホルモンが分泌されますが睡眠の質が悪いと
特に寒い冬場は何度もトイレに起きてしまいます。
この他にも成長ホルモンであったり、様々なホルモンが
睡眠時に分泌されます。睡眠は覚醒時にヒートアップした
脳を休めると同時に脳の働きにより身体のメンテナンスを
しています。
睡眠時間の不足、睡眠の質が悪かったりしますとこの
メンテナンスが行き届かず、身体に不具合が出てくるのです。
人生の約1/3は寝ていますが決して無駄な時間ではありません。
残りの起きている2/3を有意義にする為に必要な時間なのです。
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