ふとんを洗ってみるということ
『猫がふとんにおしっこをしてしまったんです・・・。』
とのご連絡を頂き、急ぎで洗濯をすることに小雨くらいなら
そんなものは決行です!
これは羽毛ふとんですが自分で洗ってもOKな側生地を使った製品です。
一般的に洗いを重ねていくと羽毛吹き出しを防止する目詰め加工が
緩んできて徐々に吹き出すようになります。そして基本は手洗いをします。
自宅の洗濯機やコインランドリーで洗われる方もいらっしゃいますが
僕は出来るだけ負荷を掛けないように脱水以外は手洗いをします。
その時に日頃、気になっていた事をお客様にお尋ねしました
『ペットは自然素材を好むんですか?』
ペットはポリエステルやアクリルなどの石油系のものよりも
自然素材のモノを好んでその上に乗ったりするというのをよく
耳にしていたのです。そのお客様もやはり同じことを仰られて
いました。そのお客様が特に感じられるのは動物系の素材を
好まれるそうです。同じ動物として人間には感じられないような
獣毛の匂いを好むんじゃないか?と。まぁ、ハッキリとした答えは
わかりませんが動物は自然素材を好むのは確かなようです。
人間からしてもやはり自然素材の方がしっくりきますよね!
天日に干して3日目。ちょっと曇り出しましたが芯も乾いてきた
感じがします。猫のおしっこの臭いもしません(^^)
洗うことにより羽毛に付着していた汚れや臭いなどを落とす
事が出来ます。洗うとフカっ!と膨らみますが膨らみに関しては
必ず膨らむとは限りません。それは中の羽毛の状態にもよります。
使っているうちにピリングと言いまして羽毛同士が絡み合い
膨らみがなくなってきます。(保温力も低下します)
その場合、絡みあったものが洗うことで必ずしもほぐれるとは
限りません。酷い場合などは特に難しいでしょうし、余計に
絡むこともあるように感じます。
狭いマス目の中で羽毛の洗いから乾燥までさせるわけですから
スペースが足らないんです。そういう場合は羽毛リフレッシュと言いまして
羽毛ふとんを解体して専用の洗浄機で洗い、乾燥させることでその絡みを
ほぐすことができます。(酷い場合はそれでも難しい場合がありますが・・・)
その羽毛リフレッシュも千差万別で羽毛ふとんのまま
洗濯機に入れ乾燥機で乾かしそれから羽毛を取り出す、
最初に取り出して袋に入れてそれからあらう場合。色々と
ありますがこういった洗い方では羽毛がほぐれシッカリと
羽毛を開かせる事が難しいのです。
やはり、専用機で除塵や洗浄、乾燥(これも湿度が適切でないと
ベチョっとしたり羽毛が壊れやすくなったりします)でするのが
1番良いかと思います。
あくまでも目安ですので横並びに判断は出来ませんが
5年くらいまではクリーニング、それ以、8~10年くらいになると
羽毛リフレッシュをオススメいたします。
自分で洗ってもOKな生地でも、羽毛ふとん洗うのって
勇気いります。
こういうことがあれば、やっぱりプロに頼んでしまいますねえ。
印刷ヨメさん
仰るとおりプロにお任せするのが確かだと思います。
その時はかならず水洗いをオススメします。ドライは羽毛が
ダメージを受けやすく、汚れも落ちないのです。
僕も自分で洗っても大丈夫と解っているもの以外は洗いません(^^;
ニャンコのオシッコ・・・・これはかなり強い臭いが付きますので
いち早く対処しないといけませんね、
我が家のニャンコは布団にはしませんよ~・・
ニャンコのトイレが一杯になっていたのかな~・・・・
ニャンコの苦手な香り芳香剤何かを乾いた後に吹き付けておくのもいいあもしれませんね!
布団キレイに仕上がり良かったですね!
いげのやまさん
僕もそう判断して急ぎで洗いました。
そのおしっこをした理由というのはにゃんこのトイレの砂を
新しくしたのが気に入らなかったんじゃないか?と言っておられました。
僕にはにゃんこの気持ちはわかりませんが彼なりの気持ちがあるのでしょう(^^)