さぁ、廃棄処分に困った。
2014年4月4日 / えびすやにあるもの, ベッド・マットレス, 寝具のこと
有難いことに段々とベッドを購入して頂くお客様が
増えております(^^)ホントに小さなお店なのですが
僕の考え方に合わない寝具類を一掃し、スペースを
作り4台のベッドを無理矢理、展示しております。
お客様とお話していますと
『ベッド=敷きっぱなし』
何処か心の隅にこういうイメージを持っていらっしゃる
方が多い様に感じますが敷きっぱなしは良くありません。
日本は高温多湿なんです。冬場は乾燥して寒いかもしれ
ませんが夏場は30度台後半まで気温が上がり、ジメジメ
とした梅雨があります。丹後などは冬でも湿度が高く
なります。
そして、一晩のうちに200cc以上の汗をかきます。その
湿気の行き場・逃げ場をどうするのか?どうメンテナンス
をするのかを考えなくてはなりません。僕は中学~高校生
の頃スプリングのマットレスの上で寝てましたが見事に
底板にカビを生やし、ベニヤ板はベコベコになって
しまいました(;´Д`)
ですので当店はまず通気性ということを重視します。
タモの無垢材にフレームに桐スノコを使用し通気、吸湿を確保しています。
素材は滑り止めなどを除くと100%桐のベッドです。
ボルト類の金属も一切使っていません。止めるのは4つの
楔だけですので数分で誰でも組み立てられます。重さも
30kgです。問題の通気性はご覧のとおり。スノコ以上に
ふとんとの接地面積少ないので湿気の逃げ道もあり桐自体
にも吸湿性があります。日本の気候風土に特化したベッド
だと思います。
次にこの上に乗せるマットレスです。お客様とお話をして
おりますと”スプリングのマットレス”を持て余していらっ
しゃる方が案外と多いのです。2階の寝室にあるクィーンの
マットレスを部屋から出せない…。
そして、マットレスもいつまでも寿命がある訳ではあり
ませんのでヘタってきて使えなくなったら廃棄しなくては
なりません。(ヘタったマットレスの使用は腰を痛める
原因になりかねません)
そうした時にまず部屋から出すのに一苦労…。今度はそれを
捨てる時に京丹後市の場合は側地、ウレタンなどの中綿の
繊維部分とスプリング部分を分けて市の処分場まで持ち込
まなくてはなりません。何度か解体したことがありますが
正直、かなり面倒です(;´Д`)
引き取ってくれる業者さんもあるでしょうがこの手間の
かかる作業を代わりにしてくれる訳ですからそれなりに
作業料が発生するかと思います。
自治体によって扱いはバラツキがあるみたいなのですが
今後は無条件で簡単に引き取って貰えるという訳には
行かないでしょう。どこもゴミ問題は悩みの種ですから
どんどん厳しくなってくると思います。
という事で当店では金属製のマットレスは扱っていません。
寝心地に問題があるとかそういう訳ではなく、いざ廃棄が
必要になった時の事を考えると…。
メンテナンス取り扱いがが比較的にしやすく、機能性、耐久性
や通気湿気などを考慮したものを扱うようにしています。
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