『盃状穴があった安産の神社』大原神社
ここは好きでよく参拝に来る神社です。
この日は雪がちらつきとても寒い日でした(><)
さて、この神社へは安産祈願に詣られた方が多く
いらっしゃるのではないでしょうか?安産で有名な神社です。
社殿によると元々は南丹市(美山町字樫原)に鎮座してたのが
1279年に遷座してきました。創建は古く、大化の改新が
あった645年ですから相当古いですね!
そして、なぜ大原神社が安産祈願の神社として信仰を
集めているかと言いますと『おおはら産屋の里』様のWebによると
大原神社本記という大原神社に伝わる書物によると
「邪那岐と伊邪那美の神は天下万民を生み出した父母である
のだから、天下太平・国土安隠・宝祚長久・五穀能成・
万民豊饒を守護すること、 他所の神社に勝り、天下万民を
生み出した神なので、ことに婦人の安産を守る神なのである」
と書かれているとか。ちゃんと伊邪那岐命が祀られております。
この神社の川向には産屋があります。今回は時間がなかったので
寄れませんでしたが大原神社へ向かう道中にチラッと見えた産屋は
茅が葺き替えられておりとても綺麗になっていました。
今回の新たな発見と言うか見たものが2つありました
一つ目は石段にあった盃状穴。
恐らく盃状穴だと思います。神社ではたまに見かけます。
それを確認しようと社務所に寄りましたが朝早すぎて
宮司さんは不在でした(^^;
盃状穴とは世界中に見られるもので日本では古くは
縄文時代よりある信仰で子孫繁栄や死者の蘇生を願ったものとされてます。
鎌倉時代には魔除けとして磐座や神社の手水舎や石灯籠などにも
見ることが出来ます。石段でも見かけますね。ただ、目的は
なんなのかハッキリとはしないです(^^;
もう一つは以前に神社博士に教えて貰っていたこと。
忘れていて見てなかったもの。それは狛犬の繋ぎ目です。
まるで手術でもしたかの様になってます。
この狛犬は金属で出来てます。戦時中のお寺の鐘同様に
金属供出によりバラして持って行かれたのが奇跡的に助かったとか。
そして、何と言っても見所は彫り物です!コレは凄いです!
丹波を拠点として活躍した中井氏の作品です。中井権次も
関わっております。龍なんかもう立体的すぎて今にも出て
きそうなくらいリアルさを感じますよね。
奥様がご家族が懐妊されたら是非、大原神社へお詣り下さい。
きっと無事安産できることでしょう(^^)
御祭神:伊邪那美命、天照大日霎命(あまてらすおおひるめのみこと)、月読命
京都府福知山市三和町大原19鎮座 天一位大原神社
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