『吸い込まれる鏡』高岡神社
以前、この辺りの神社や古墳にとても詳しい方から
この神社の存在を伺っておりましたが偶然にも発見して
しまし、車の中で寝てる娘を起こさない様にソッと
車から降り、参拝してきました。
手水舎を過ぎ、石段を登ると社殿があります。
こちらの神社には立派な灯籠はありますが
狛犬がありません。何か訳があるんでしょうか?
その気になるものが…
社殿に掲げられた鏡です。よく拝殿に掲げられてる
事がありますがこんなのは初めてです!しかも相当古い!
やはり自分の目で見てこないと凄さがわかりません。
じーっと見とれてしまいました。吸い込まれる様な感じです。
鏡は神様が宿られる依代としての神社にあるのですが
自分自身を写す鏡、内なる自分と向き合う為に鏡があるのだと
思います。神社は本来そういう場所なんじゃないかな?と
思ったりします。
さて、この高岡神社の御祭神がイマイチよく解りません。
室尾山観音寺神明帳という書物によると正三位高雄田大明神と
高雄田(タカオタ)が高岡(タカオカ)になったようですね。
この高雄田大明神。天津神と言われているようで京都府熊野郡誌に
書かれているようで『丹後の地名』様のWEBより抜粋します。
高岡神社 村社 下佐濃村大字永留小字藏谷鎮座 祭神=案するに天ツ神を奉祀するが如し。
由緒=当社の創立年代等に就ては徴証すべきものなく、正確なる由緒を記述する事困難なれど、
伝説等を考察するに当社は元高尾大明神と言へるは、古き幟等に記載せる文字によりても明に
して、現社地の奥山林に高尾谷あり、天つ神の降臨し給へる霊地なりといひ伝ふ。されば天津神を
奉祀し高尾大明神と言ひしを、後世高岡と改称せしものにて、鳥居前の小字を矛立といひ、
祭儀に際して矛を建てし地なりといふ。境内には目通り二丈余を有する椎の神木あり、
一見して其の古社たるを知る。明治四十一年本殿を再興し以て偉観を呈せり。延命寺は
当社の別当にして、山号を高尾山といふ、其の関係を物語れるなり。氏子戸数=九十五戸。 境内神社。鷺神社。祭神=不詳。
秋葉神社。祭神=加具土命。以上
さて、天津神とはどの神様の事でしょうか?
隣の峰山町の久次岳は豊受大神が降臨したと言われる山です。
高尾山にもそういった伝承があるのか?矛と聞けば大国主命(八千矛神)を
思い出したのですが国津神ですから。さてさて祀られてるのはどんな神?
御祭神 高雄田大明神
京都府京丹後市久美浜町永留小字藏谷 高岡神社
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神舎仏閣・・最近まではあまり興味も無く、何処も、皆同じのように思えたのですが、いろいろと違う所がある事に興味を、そそられるようになりました・・・神社仏閣、今まではココに鳥居や、仏壇があって・・同じようなイメージの部分が多かったのですが、細かい所で、目線を変えたら新しい発見に気づく事にも気が付きました・・布団屋5代目さんは結構詳しいので、少しの違にも気づきますよね!・・・
「社殿に掲げられた鏡」・・・よく覚えておきます!・・
いげのやまさん
それがなかなかわからないんです(^^;
何度も通って気がつくこと多いんですよ。それと
後から伝承や由緒などを調べてやっと何らかの事が
分かってきます。神社には古代の痕跡が残ってますので
それを感じながら参拝すると楽しいですよね