『なんじゃこりゃ?』もう、自分で作る!!
2014年1月29日 / えびすやにあるもの, 寝具のこと, 羽毛製品
えびすやは2年程前から丹後全域で発行されている
情報誌『ねこじゃらし』さんにお世話になっております。
これは12月号に掲載していただいたものです。
オリジナル羽毛ふとんを扱いだして9年程経ちます。
”自分で思うような羽毛ふとんを作ろう!”と決定的に背中を
押された出来事がありました。とあるメーカーさんに
羽毛ふとんのリフレッシュをお願いしていたものが出来上がり
返ってきた時の事です。
『なんじゃこりゃ!』
見るからに寝にくそうなふとんなのです。マス目の数が少なく
パンパンに膨らんでボコボコしているじゃないですか!
これじゃ肌に沿わないので隙間が出来やすく寒いのです。
思わず眉をひそめてしまいました。パンパンにはっていると
見栄えが良いのですがでも使いにくいのです。今でもそういう
羽毛ふとんを見かけますが当時は当たり前だったのかもしれません。
これを機会に自分の思う羽毛ふとんを作ってくれるメーカーを
探し始める事になりました。その後運良く、素晴らしいメーカー
さんとお出会いする事が出来、とても小回りが効き、究熱心で
こちらの要望にも常に耳を傾けてくれるます。
お陰様で自分自身の羽毛ふとんに対する知識と経験をたくさん
積む事が出来ました。
9年の間に改良を何度も重ねて今、7種類のオリジナル羽毛ふとんを
取り揃えております。
見た目、全て白っぽい色していますが当店は柄物は
極力扱いません。オリジナルは全てこんな感じです。
それには理由があります。まず、カバーを掛けるので
あまり意味がないのと顔料でベッタリとプリントして
しまうと通気や吸湿が悪くなるからです。
また、生地に吹き出し防止の樹脂剤を使用するなどの
機能性を低下させるような余計な加工はしません。
見た目も似ていますが使い心地が良くそして身体に
よく馴染むように中に入れる羽毛や生地の重さ等に
よって微妙に充填量が調整してありますしキルトの
マス目の取り方も変えてあります。
当然の事ですが中身の羽毛もパワーのあるものを
使っています。羽毛の原料である水鳥(ダック・グース)
は生き物ですから同じ産地の同じ農場の同じ品種の鳥で
あっても収穫時期や年度によって良し悪しが変わります。
のでそれによってもオリジナル羽毛ふとんを作り替えて
おります。
今後も使い心地がよい”えびすやオリジナル羽毛ふとん”を
改良を重ねながら作っていきたい、いや育てて行きたいと
思っております。(^^)
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