寝具調整事例No.48『無呼吸と寝姿勢』
2020年7月9日 / えびすやにあるもの, 寝具調整事例, 敷ふとん, 枕, 麻パット・ケット
朝起きた時の腰や肩の痛みや懲り、
ダルさなどが寝具が原因になっているのでは?
とお感じになられたお客様からのご相談が
多いのがえびすやの特徴です。
色んな事例があるのですが最近
増えてきていると感じるのが『睡眠時無呼吸』
睡眠時に呼吸が止まってしまい、眠りが
浅く慢性的な睡眠不足に陥り、ひどい場合は
居眠り運転などを引き起こしてしまうことがあります。
この睡眠時無呼吸に関しては私、医師では
ありませんのであれこれ言えませんが
そういう症状があるようでしたら睡眠外来や
呼吸器外来などで診察を受けられることを
お勧めします。
僕がさせて頂く事は敷寝具や枕の調整で
いかに楽に眠れるかという事です。一概には言えませんが
当店へ来られるお客様で睡眠時無呼吸の方は
かっぷくの良い方が多いです。そしていびきを
気にしてか横向き寝を意識されてる事が見受けられます。
しかし、それが楽に楽に気持ちよく眠れているのかと
言うと決してそうではなく腰が痛い、肩がこる
腕がしびれる…。睡眠時無呼吸以外にも寝姿勢を
乱していることもより睡眠の質の悪さに響いています。
先日、来られたお客様は以前、オーダー枕をお作りして
おり、その時はまだCPAPを使われていませんでしたが
今はCPAPを使用し睡眠時無呼吸の症状は改善されたそうです。
しかし、今度は寝具のヘタリや自分自身の身体に合っていない
事が気になりだし敷寝具調整のご依頼を受けました。
CPAPとは空気を送り込み呼吸を補助する機械で
こんな感じの機械です。
まずはしっかりとしたがたいの良い方ですので
それをシッカリと支えるマットレスとらくだの敷パットで
寝返りのしやすさ、身体の支えなどを確認し合わせました。
枕に関しては以前にお作りしているのそちらを様子を見て
後日、再調整を行うことにしました。
よくある誤解がマットレスを合わせれば
それで楽に上向き寝が出来るのでは?とお客様より
質問を頂く事がありますが、マットレスは基本的に
石油系の素材(中は金属の場合も)に覆われて
おり、特に柔らかさを表現したものは、柔らかい部分が
低反発ウレタンで出来ている場合が多く
普通、一般的な床に敷くマットレスの場合も
ウレタンのものが大半ですのでそのうえで
直接眠るとどうなるのか?
夏場は汗でグズグズ、ベトベト…
マットレスの上には基本的には吸湿性の
ある自然素材のパットを敷かなくてはなりません。
話は脱線しましたが今回は
汗っかきで暑がりという事で…。
麻わた100%の本麻敷パットに
羽毛肌掛けふとんに掛けるカバーも
本麻100%にしました。夏場は必ずエアコンを
使うそうなのでかなりのヒンヤリ感が出て
気持ちよくなります。麻は吸湿発散が早いので
ベトつかずサラリとするのが特徴です。
これで睡眠は劇的に改善されているはずです(^^)
睡眠時無呼吸ではないか?とお思いの方は
睡眠外来などで呼吸をチェックしてもらって
みると良いかと思います。問題なければ
それはそれで安心できますし、もしそうであれば
治療を受けた補助器具を使うことで睡眠が
改善される期待が出来ます。
そこで自分の寝具に問題が?と
お感じに、気になられたらえびすやへご相談下さい。
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