5月初旬に麻を使ってみる
2015年5月8日 / えびすやにあるもの, カバーリング, 麻パット・ケット
普通、麻製の寝具を使うとなるとこの丹後でしたら
6月以降をイメージしますが…。
先日、自分が日頃使っていた麻100%のフラットシーツを
柿渋で染めてみたので使いたくなってきました。
段々と染め方のコツが分かってきました。
濃度を薄めて染めて干してを多めに繰り返す。
あまり濃くしすぎない。あまり濃いと個人的な
感覚ですがエグい感じがします(笑)
長年使ってたので風合いがクタッとしてましたが
柿渋で染めるとパリっとしてシャリ感が戻った様な
風合いになり命が吹きこまれたような感じがします。(^^)
今までこんなに早くから麻を使ったことが
無かったのですが…。
『がりゃ~爽やか!』
特にちょっと暑がりの人なんかでしたら
もう麻を使い出しても十分に気持ちが良いですよ!
もう少し気温が上がれば麻パット+麻シーツに
してやろうと思っております。( ̄ー ̄)ニヤリ
兼好法師の言葉に「家の作りやうは夏をむねとすべし」とありますが
家を作るときには、夏の住みやすさを優先して作るのがよいと言う意味です。
暮らしの中には暑さに対する様々な知恵と工夫が施されています。
平安期の都人は既に麻を夏の寝具の素材として重宝しておりました。
京都は盆地で高温多湿。そんな環境の中から生まれた知恵なのでしょう。
麻は夏の夜を快適に過ごす自然素材なのです。オススメです(^^)
一般的に麻と呼ばれる亜麻(リネン)、苧麻(ラミー)等には抗菌作用が
あります。発汗が増える夏の夜の寝具はどうしても雑菌がわきやすくなります。
だからこそ日干しをしてやる必要があります。先人たちは涼しさ、吸湿発散、
肌に密着しにくい、シャリ感、抗菌性…。こういう事を感覚的に知ってた
のかも?しれませんね。
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