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『意地悪老夫婦は何者?』藤社神社内摂社和奈佐夫婦祠

2017年5月27日 / 丹後の神社, 神社・歴史

このブログで一番最初に紹介した神社『藤社神社』の
本殿の裏には一般的には見かけない御社といいますか
祠があります。

 

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和奈佐夫婦。この夫婦は日本最古の書物に残る
丹後国風土記逸文にある羽衣伝説に出てくる
老夫婦だ。この老夫婦は天女の羽衣を隠し、
天女に我が子になることを懇願し一緒に暮らす
事になる。天女の織る織物、作る酒によって
富を築くが天女を追い出してしまいます。

 

この伝説の中に描かれる和奈佐夫婦はそのまま
受け取ればとんでもない悪者なのだ…(^^;
しかし、そこは額面通りに受け取ることは
出来ません。この老夫婦は一体何者なのか?

 

和奈佐の和奈は『罠』『網』と言った鳥獣を
捕る仕掛けであったりそれに長けたものを指すそうだ。
京丹後市で言えば『網』という地名が付くのは
網野ですね。「網野神社明細帳」に、白鳥を
捕らえようと網を張った地を以後「網野」と
いったとあります。

 

日本書紀や古事記に出てくるのですが
垂仁天皇の皇子である誉津別皇子は言葉を話す
事ができなかったのですが白鳥(コウノトリとも)を
みて「あれは何という鳥か?」と言葉を発しました。
それを喜んだ垂仁天皇は喜んでこの鳥を捕まえる事を
命じます。それが先ほどの網野の地名の由来だ。
和奈佐はそういったことを関連性があるのかもしれない。

 

また、先日買った『日本新祇由来辞典』を調べてみると
和奈佐というのは豊宇賀能売神を奉斎していた神人集団の
事で彼らが丹後へやってきたとも書いてある。

 

ハッキリとしたことは判りませんが和奈佐とは一体
何者であったかということが分かれば日本最古の
羽衣伝説の事がより判るのかもしれませんね。

 

 

御祭神:和奈佐夫婦
京都府京丹後市峰山町鱒留540  藤社神社内摂社和奈佐夫婦祠

 

 

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