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北枕はよくないのか？

2017年6月2日 / えびすやにあるもの, 睡眠改善

仏教徒の多い日本では北枕は
避けられていますがそれは
北枕が良くないからなのでしょうか？

人は亡くなると北枕で安置します。
これは『頭北面西』、お釈迦様が
亡くなられた時、頭は北でお顔は西を
向いており、亡くなられた人が
極楽浄土へ行けるようにと頭を北へ
向けられるようになったそうです。

北枕そのものに悪い意味があるのでは
なく、死を連想されるから避けられる
様になったのです。

では科学的には北枕はどうなのでしょうか？
磁気の流れにそった寝方であるとも言われ
健康的にも良いと言われています。
また眠りの観点からは北は気温が低く、
南は熱い。同じ部屋の中でもその差が
出ているらしい。頭寒足熱、頭を温めず、
足を温めるほうが寝つきがよく、眠りの
メカニズムにも沿っています。

例えば冬に湯たんぽを使うと寝つきが
良くなりますし、足を冷たいと寝つきは
悪くなります。赤ちゃんがウトウトと
しだすと足が暖かくなりますよね？
これは足熱の状態で副交感神経優位で
とてもリラックスした状態です。一方
イライラしていると『頭を冷やせ！』
なんて言われることがありますよね。頭に
血が上っている状態は交感神経優位になると
血管が収縮し、手足は冷たく感じます。
話は脱線しましたが要は頭寒足熱が良いと
言いたかった訳なのですが(^^;
先程の、湯たんぽは外から副交感神経
優位の状態を作ってやる方法です。逆に
頭はどうしたらよいのか？冬は寒いですが
夏は暑くなります。

頭は冷やすと言うよりも涼を整えてみては
いいのではないでしょうか？風通し、通気性、
蒸れないそいいった事を心がけるだけで
ずいぶん変わります。

寝具としては夏場は麻の枕カバーを
おススメしておりました。これはこれで
良いんですが

昨年より、枕パットを扱い始めました。
中は麻綿100%表地も麻100%（近江縮）
縮はシボが肌の密着を避け通気性があり
素材そのものも肌を密着させず接触涼感が
あります。カバーは生地だけですがパット
は中綿がありますので吸湿力も違います。
また、カバーのようにサイズを気にせず
どんなサイズでも巻くことができます。
（写真は43㎝x63㎝の枕）