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寝具製作事例No.171『ふとんの中身が違っていました』

2021年10月11日 / えびすやにあるもの, 寝具制作事例, 掛ふとん, 綿製品

 

昨晩の丹後の気候は蒸し暑かったのですが
流石に10月に入ると寒い夜が目立つようになりました。

 

 

今まで使っていた、掛けふとんを長年使い続けたので
新しいのを新調されたいとの事でお作りさせて
頂きました。

 

 

メキシコ綿100%の掛けふとんです。
弊店では通常よりも若干軽めの3.0キロで
シングルサイズをお仕立てしております。

 

 

新しいふとんを納める時に今まで使っていた
古いふとんを処分させていただく事がございますが
その時に長年使っていた、綿80%、ポリエステル20%の
混綿のふとんだと説明を受けて購入したとお聞きしていたのですが

 

 

 

触ってみると明らかにそんな混率ではありません。

 

 

綿を引っ張ってみても綿が全然切れませんので
ポリエステルの方が多そうな感じがします。
柔らかくしなやかなエステル綿ではないので
ポワンポワンと跳ねる様な感触ですので
肌には沿いません。

 

 

 

ではこのお店が嘘をついて販売をしたのかと言うと
そういう事ではないと思います。と言うのは
専門店ではなく寝具は脇役のまた脇役での取扱いの
お店なのでメーカーさんが言うのをそのまま信じて
販売されていたのだと思いますし、また、専門ではないので
感触で判断する事ができなかったのかもしれません。

 

 

このことは他人事として捉えず肝に銘じておこうと
思いました。専門店として日々、経験や知識で
蓄積していくことはとても重要な事ですね!

 

 

 

今回はメキシコ綿100%でお作りしておりますので
肌に良く沿い、暖かくなりますね!

 

 

えびすやの得意な仕事

 

羽毛ふとん・枕・綿ふとん、オリジナル寝具オーダー等の製作事例は⇒こちら
1人1人の身体に合わせ寝易くする寝具調整の事例は⇒こちら
ムートン職人が目利きをした価値あるお値打ちのムートンとメンテナンス⇒こちら

 

 

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技能士講習会へ行ってきました。

2020年1月23日 / えびすやにあるもの, 寝具制作事例, 日々の話, 綿製品

定期的に年数度、講習会へ参加しています。
腕利きの職人さんから教えて貰う技術は素晴らしい
ものがあります。

 

 

 

 

今回は原綿から製綿される過程です。
原綿は一番手前。プレスでガチガチに固めて
日本へと送られてきます。

 

 

原綿から綿を解し、種やガラ、などのゴミを
取り除いていくと白くふんわりとした綿の
状態へなります。この仕事は製綿といいます。

 

 


 

 

こんな機械によって最終的にはシート状の
綿になります。そこからがふとんを仕立てる
職人さんの仕事です。

 

 

 

今回の講習は凄く勉強になりました。
今まで同じ事を何度も指摘されてるのですが
多分、自分がそれを理解できるまでには
至ってなかったのでしょう。今回は頭に
シッカリと入る事がいくつもありました。

 

 

 

 

コツを掴めたので掛けふとんの綿の入れ方が
以前より少し上手くなったかと思います。(^^)
技能士になって4年。まだまだ道のりは長し!

 

 

このふとんは講習会の練習用に最後の残りの
生地で作ったものです。残り生地ですが
中綿は良質なメキシコ綿100%、3㎏入りです。
綿ふとんとしては軽めに作っています。
裏地もいい生地を使っています。通常価格
よりもお安くして販売しようと思っております。
ご興味ありましたらショーウィンドウ見て下さい。

 

 

 

これはふとん屋としての意見ですが
羽毛原料の価格が高騰してきているのにも
関わらずビックリするような安さで羽毛ふとんが
出回っています。『羽毛ふとん=軽くて暖かい』
これが一般的な羽毛ふとんへの認識だと
思いますがあんりにも安価なものは確かに
軽いですが暖かいのか?保温力があるのか?
また、安価な製品は側生地がほぼポリエステルを
使っていますので羽毛ふとんの良さである
湿気を吸収しそとへ放湿する機能を阻害してます。
羽毛の質も良いとは言えません。

 

 

そういう、羽毛ふとんを使うのであれば
僕は綿ふとんをおススメいたします。
保温力もあり、身体へも沿います。
ちゃんとした職人さんが手仕事でいい素材を
使って作ったものであっても安価な羽毛ふとんと
大して変わらない価格で買えます。

 

 

 

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寝具製作事例No.121『重すぎるふとんを何とかしてほしい』

2019年7月21日 / えびすやにあるもの, 寝具制作事例, 掛ふとん, 綿製品

敷ふとんはまだともかく
掛けふとんが重いと寝苦しいですよね。
今まで使っていたふとんが重すぎるので
どうにかならないかとのご相談です。

 

 

重さを量ると側生地込みで4.2~3㎏
セミダブルサイズですので大体一般的な
掛けふとんの重さです。えびすやの標準は
もう少し軽くしたてます。

 

 

お客様の前で中身の綿を取り出すと。。。
触った感触で解ったのですがポリエステルの
量がかなり高いんですね。約50~60%くらい
あったんじゃないでしょうか?これじゃ
肌沿いも悪く、蒸れます。冬に使っても
蒸れてたそうで殆ど使っておられないとの事。

 

 

ポリエステルの混合率が高い事を
お伝えすると…。おばあちゃんの作った
綿100%のふとんで仕立て直したはずなのに。

 

 

中身を見た感じ、打ち直しの様には
見えません。ポリエステルの混率が
高い混綿の新綿を使っている様です。
その辺の当時の経緯はわかりませんが
お店側も出来るだけ丁寧な説明が必要
だったのかもしれませんね。

 

 

今回は汗っかきの大柄のご主人が使われる事。
冬は羽毛肌掛けふとんと重ねて使う事。
殆ど使っていないという事。
重すぎるので軽くして欲しいという事。
そういった事を考慮して

 

 


 

今回は綿を打ち直しをせず
メキシコ綿100%の新綿を使いました。
打ち直し綿を使うと従来通りの蒸れる
ふとんになってしまうからです。

 

 

軽いふとんという事と冬、羽毛と
二枚合わせという事で肌掛けふとんまで
薄くせず合掛けふとんとよりちょっと
薄いくらいにさせて頂きました。

 

 

殆ど使っておられないので
側生地は洗濯をしてそのまま流用して
コストを抑えました。

 

 

誰がどんな風に何処で使うのか?と
いう事は出来るだけお店にお伝えください。
そういった事を伝えるとお店もそういった事を
考慮してくれます。特に実際に自分で
作っているお店や過去に作っていた経験の
あるお店はその辺の事は良く理解してくれます。
それは羽毛ふとんでもその他のふとんでも
オリジナル製品に取り組む様なお店は
自分で使ったり工場に足を運んでいるので
理解してるかと思います。ですので出来るだけ
お話をして下さい。出来ないモノは出来ないと
ちゃんと教えてくれます。(^^)

 

 

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