蕎麦殻
2015年9月20日 / 寝具のこと
我家で蕎麦を挽いてるわけじゃありません。
使っていない、パンパンに詰まって使えない蕎麦枕を
なんとかして欲しい。とご相談を受けたので取り敢えず
中を開け、天日に干しております。ホントはブルーシートに
広げたいところですが軽いので風が吹くと・・・(^^;
蕎麦枕は通気性が良く、頭に熱がこもりにくく
シッカリ目に支えてくれる枕としては良い素材です。
反面、虫がわく(人間には無害です)、かさが減りやすく
粉が出てくるという欠点もあります。
そば枕は殻が摩擦で粉になってカサが目減りします。
枕からそば殻を取り出しふるいで越して粉をを取り除き、
水洗いをして、カラカラに天日干しをして
目減りした分を補充して継ぎ足して使っていました。
今の時代、そういう事をされる方は殆どいらっしゃらないかと
思いますがソバ枕と言うのものはそういう風にメンテナンスを
していました。(僕はしたことありませんが(^^;)
マットレスも敷ふとんも枕も・・・。必ずヘタリます。
毎晩約8時間、5~60キロの負荷がかかり、発汗しながら寝返りもします。
素材、発汗量、メンテナンスの有無、体重、寝室の環境・・・。
そういったことでかなり寿命に差が出てきますが
やがていつかはヘタリます。枕にしても頭の重さが5~6キロ、
ボーリング玉が毎晩8時間枕の上にのり、ゴロゴロ(寝返り)
するようなものですから相当な負荷がかかるわけです。
そのボーリング球ゴロゴロでそば殻も粉になってしまいうんですね(^^;
昔の人はそれを定期的にメンテナンスをしていたのです。
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